日本一周ツーリング 南国編

7月24日

天候:曇り

北海道のツーリングを終え、次は九州・南西諸島をスタートとして西日本を回ることにします。まず、大学時代の友人Uさんと鹿児島で待ち合わせして一緒に種子島・屋久島に行く約束をしました。

さて出発予定の当日。例によって準備に手間取り、ようやくなんとか出発できるかと思った時には時間は既に夕方でした。当初、鹿児島まで自走するつもりでしたがとても間に合いそうにないので、急遽神戸から別府までをフェリーを使うことにしました。別府行きフェリーの神戸の出港時間は夜10時半。予約は既にいっぱいでしたがキャンセル待ちに受かって無事に乗船できました。ところで、私は YAMAHA のユーザークラブの Y.E.S.S に入会していたのですがフェリー運賃のユーザー割引がすごい。なんと20%引き。ずいぶん得をしてしまいました。

そしてフェリーは無事出港。船から見る神戸港というのは、普段とは違った角度から見えて、それはまた綺麗なものです。

本日の行動
神戸→瀬戸内海上
走行距離
10km
使用金額
290円

7月25日

天候:雨時々豪雨

別府行きの瀬戸内海航路は約12時間の行程です。小樽行きに比べれば、それほど退屈を感じることもなく、寝て起きればついたという感じ。別府からは、今日中に鹿児島に着かなければいけませんから、あまりどこかに寄るわけにもいきません。とりあえず国道10号で走り始めたのですが、幹線道路ということもあってか、信号と車が多い多い。とてもしんどくてやってられないのでツーリングマップを参考に空いてそうな道を選んで走りました。

ところで、天候なのですが別府に着いた頃から怪しいなと思っていたら、やっぱり降ってきました。私って雨にたたられているのかしらん。雨そのものはバイクの宿命みたいなものですから、おとなしくカッパを着て我慢していたのですがパッキングが甘くて、荷物をいくつか濡らしてしましました。特に地図が濡れたのは痛い。文字が滲んで読めなくなってしまているので、これは諦めて買いなおすしかないかも。

また、悪いことは重なるようで、一緒に種子島・屋久島に行こうと言っていたUさんに電話したところ、風邪をひいて行けそうにないとのこと。とりあえず私は先行して島に渡っておくので、治ったら追っかけて貰うことにしました。そんな事を知って、少々気落ちしてしまって走る気も失せてきたので、この日はたまたま見付けた加治木の温泉センターで宿泊。風呂に入って、仮眠所で朝まで過ごせて1800円だと、ライダーハウス並みの料金というところかな。ここからだと鹿児島まですぐなので、明日の朝早く出れば8時半のフェリーに間に合うでしょう。

本日の行動
瀬戸内海上→別府→加治木
走行距離
323km
使用金額
4310円

7月26日

天候:曇り時々雨

8時半のフェリーに乗ろうと思っていたのに、起きたら8時(^^)。もうこりゃ間に合いません。待ち合わせが無くなってしまうと一気にやる気がなくなりますな。

とりあえず鹿児島のフェリーターミナルまで行ってみると、なんと別の船会社で14時発というのがあるではないですか。これなら今日中に種子島に渡れます。とりあえず出港まで時間があるので、市内でバイク屋を探しに移動。というのも今回神戸を出発したときからブレーキの効きが悪いなと思っていたのです。メンテに出してタッチが変わったのかと思ってました。しかし、ふとブレーキディスクを見てみると錆が落ちてない!いくら私がブレーキをあまり使わないとはいえ、錆が落ちないのは異常です。よく見ると、リアのブレーキパッドがきちんと噛んで無いではないですか。これではブレーキが効くわけがありません。バイク屋できちんと直して貰ったら、当たり前だけどブレーキが効く(^^)。良かった良かった。

さてフェリーは当たり前の様にキャンセル待ちをして、当たり前の様に(?)乗船。無事に種子島に着いたのは午後5時半でした。さすがにこれからどっかを回る事は出来ませんからキャンプ場に直行。島のほとんど北端にある、浦田海水浴場へ。ここは、テントサイトはそれほど広くないし、景色が良い訳でもありません。しかし、海水浴場に隣接しているのでシャワーが使える(水だけど)。暑くて汗をかきますから、これはありがたかったです。

ところで、九州方面に来てからとんぼをよく見掛けます。それは別にいいのですがバイクで走っていると、トンボが顔面に向かって飛んでくる(×。私が向かっていく)。蝿程度ならなんてことないのですが、とんぼクラスになると結構コワイ(^^)。

本日の行動
加治木→鹿児島→種子島
走行距離
48km
使用金額
7156円

7月27日

天候:曇り時々晴れ

さて今日は種子島一周。ちいさな島だと思ってたのですが、意外と大きい。といっても一周百数十km程度でしょうか。基本的に海岸線沿いに走ります。

さて種子島。南の方に来たという事もあってか、日差しも雲もやはり夏です。蝉もガンガン鳴いてます。思えば、こんな夏らしい風情を感じた事って何年ぶりでしょうか。ずっと都会暮らしをしていると、季節の感覚もTVごしになってしまいますね。

また、島を走っていると、なんとはなしに南国を感じさせるものがあります。具体的に何が、というわけではないのですが、植物や家々や通り掛かる人々が南国の雰囲気を出しています。つい先週まで北海道に居たことを思うと、そのギャップが凄い(^^)。

ついでにしょうもない事をもうひとつ。私の好きなアーティストに種ともこさんという人がいます。で、種子島を走っていると当然ながら"種"の文字の入った地名の看板があちこちにあって、それをみる度にちょっとドキッとします。あ、馬鹿ですね。私。無視してください。はい(^^)。

そうそう、島内一周。まずは最南端の門倉岬へ。ここはポルトガル船が漂着して鉄砲を伝えた場所ということで、記念碑などが建っています。そして、当たり前かもしれないけど、海が綺麗。うーん、色が違いますなぁ。

そして種子島に来たらここに行かなあかんやろ、の種子島宇宙センター。ハイテク(死語?)の極みをちょっとイメージしてたのに、行ってみると、青い空、白い雲、透き通った海、輝く芝生、その上で弁当をむさぼり食う(^^)家族連れ。これはどうみてものどかの一言。どうも、この広大な敷地のあちこちに関係各施設が点在しているようです。確かに考えてみれば、扱うモノがモノだけに、万一の事故で一蓮托生に燃え尽きてもしゃれになりません。これくらいの広さが必要なのでしょうね。でも、そのために歩いて施設全部を見学するのは大変そうです。

今日は月曜日という事で、見学施設はお休み。外から建物とかだけを見て回って、内部は明日また来ることにしましょう。そうこうして島内一周して浦田のキャンプ場に帰ってきました。夜になったので携帯電話の留守電を確認すると(ドニーチョなので平日は夜しか使えない)、風邪をひいていたUさんから、1日遅れの今日種子島に渡りますというメッセージが。がーん、今日の昼に着いてたのね。全然知りませんでした。という事は彼も今種子島に居るという事だけど、どうやって探しましょう。困った…。

本日の行動
種子島
走行距離
200km
使用金額
2265円
南国な風景。ハイビスカス
南国な風景。ハイビスカス
乗りたいような乗りたくないような。火縄レンタカー
乗りたいような乗りたくないような。火縄レンタカー

7月28日

天候:晴れ

朝起きると、とりあえず宇宙センターへ。え、Uさん?いや、彼も宇宙モノとか好きだから、ここに来るかなぁと(^^)。

昨日は休館していた宇宙科学技術館に入る。うーん、凄い。面白い。燃える(^^)。ロケットエンジンの模型とか、ロケット開発の歴史とか、見てると燃える。なんで宇宙モノってこんなに熱くさせるのでしょう。体温上がっちゃいますよ。展示もいろいろ工夫してあるし、これで入館料無料は素晴らしい。税金払っていて良かった。

と、すっかりはまって夢中で見ていると「あー。やっと見付かった」の声。見るとUさんが立っているではないですか。あ、探さなきゃいけなかったね。すっかり忘れてた。ごめん、ごめん(^^)。

一通り見学して、館内の喫茶室で休憩。ここで、メニューにパッションジュースという謎な飲み物があったのでさっそく注文。見た目はオレンジの様な色ですが飲んでみるとちょっとパインジュースにも似てる?結局何のジュースか聞き忘れたので分かりません。謎だ。

その後は、早めにキャンプ場に入って休もうという事になって、宇宙センターの近くにある熊野海水浴場でテントを張りました。日もまだ高いうちからビールで乾杯。浜辺で何もせずただボーっと至福の時間が過ぎていきます。あー、こりゃいいなぁ。一生これだと飽きるかもしれんけど、時々はこんな時間を過ごさなきゃいけませんぜ。

本日の行動
種子島
走行距離
103km
使用金額
3914円
ロケットの実物大模型
ロケットの実物大模型
ロケット発射台(遠景)
ロケット発射台(遠景)
ロケット発射台(近景)
ロケット発射台(近景)

7月29日

天候:晴れ

思わず3泊もした種子島を後にして、次は屋久島へ。屋久島へは町営のフェリーが1日1便しか出てませんから、乗り過ごすと大変です。ちょっと焦りながらもなんとか10:40の出港に間に合いました。

約1時間の航海で無事に世界遺産の島、屋久島に到着。まずは港近くの観光センターで昼食。 ここでは飛び魚の唐揚げが食べられます。さすが全身筋肉の魚だけあってちょっと身が固いかな。でもおいしい。巨大なヒレがついてるさまは異様だったけど。

この後は、とりあえず今晩の宿を探します。屋久島には北海道以外では珍しくライダーハウスがあるのですが、これが例によってツーリングマップだけでは場所がわからない。結局、ガソリンスタンドで聞いてようやく見付けました。鹿児島から来る場合は、フェリーの到着時刻に合わせて港でビラを配っているらしいので、それを見れば迷うことはないんだけどね。

とりあえずライダーハウスとまり木に荷物だけ置かせてもらって島内観光に出発。Uさんは休暇の都合で明日には島を出ないといけませんから、まずはバイクでも見に行ける屋久杉である紀元杉へ。途中、ダートが少しあるのですが、私のバイクはオフロードのTT-Rですから、別に苦も何も無し。でも、UさんはばりばりオンロードのRF900で、ちょっと(だいぶ?)しんどそう。やっぱり、バイクはオフがいいかなぁ。

紀元杉は樹齢3000年という事で流石にでかい。ただ、幹の上部が折れてしまったのかずいぶん高さが低いのがちょっと残念かな。その後、道を少し戻ってヤクスギランドへ。名前からして、テーマパークか何かのようですが(^^)、自然園です。見学コースが作ってあって、心行くまで屋久杉を堪能出来る、と。

ここの休憩施設で、いよいよ謎であったパッションジュースの原料が判明しました。パッションジュースは、時計草の実のジュースだそうです。時計草?結局謎は新たな謎を呼んだだけで終わったのでした。続きの講釈は次回に…(ほんまか!)

そして最後に干潮の前後2時間しか入れないという磯の露天風呂、平内海中温泉。当然(?)、混浴露天風呂なのですが、ここは水着禁止。となると、当然若い女の子が入ってこないかなという期待になって、そんなおいしい話があるかい、というオチで終わるのが相場なのですが、この時は違いました。若いとまではいかないけど、それでも30代くらいの女性が2人、堂々と服を脱ぎ出すではありませんか。しかも「私達は気にしませんから、どうぞ入って下さい」とまで言う。私とUさんも一応入ったのですが、まさかじっくり見るわけにもいかず、かと言ってこっそり盗み見したらもっとやらしい。結局、背中を向けている間に女性たちはあがっていってしまいました。これは彼女たちの作戦勝ちかな。いやあ、女はコワイですね。(意味がなんか違う(^^))

本日の行動
種子島→屋久島
走行距離
151km
使用金額
6318円
紀元杉(下から)
紀元杉(下から)
紀元杉(正面)
紀元杉(正面)
パッションジュースの正体!?
パッションジュースの正体!?

7月30日

天候:晴れ

Uさんは、今日の朝8:30のフェリーでお帰り。一方私は、早朝から縄文杉を目指して出発するので、ライダーハウスでお別れです。

縄文杉に会うためには、当然ですが山道を歩いて登らなければいけません。途中、荒川林道の終点まではバイクで行って、そこから登山開始。最初の内は、昭和45年まで使われていたという森林鉄道の軌道跡を歩きます。軌道跡といっても、線路も枕木もほとんど残っていますから、道を間違えなくて良い。しかも、山道にありがちな急な登り下りがありませんから、かなり楽です。枕木に歩幅を合わせて歩かなければいけないのはちょっと大変ですが、板を打ち付けて歩きやすくしてある所も多くありました。

とにかく歩く、歩く、歩く。途中から軌道跡から普通の山道に変わって、ようやく第1の目標地点ウィルソン株に到着しました。巨大な切り株が空洞になっていて中に入ることが出来ます。中には小さな祠と湧き水が。ここで、切り株の中に日の光が差し込んでいる写真を撮ろうかと思ってしばらく待っていたのですが中々差してこない。ようやく日が差した瞬間に、運悪く上から人がのぞき込んでせっかくのシャッターチャンスがアウト。なかなか写真を撮るのも大変ですね。

しばらく休憩してからまた歩きます。途中、大王杉や夫婦杉など名前の付いた大木もあるのですが、ふと気が付くと特に名札も付けられていないけど、確実に樹齢千年は越えて屋久杉の仲間入りをしているだろう大木を見ることが出来ます。そして、この木々の生命力は道にも反映されています。踏み固められた土の道は一部で、ほとんどが巨大な木の根や倒木を分け行って進まなければなりません。特にトレッキングの技術を要する道という訳ではないのですが、とにかく体力を使います。

そして12時半、歩き初めてから4時間半でようやく縄文杉に会えました。でかい、確かにでかい。これまで見たどの杉よりも確かにでかい。かなり木が弱ってきているらしく、木を痛めないように、デッキから外には出れないのは仕方ないですかね。それより残念なのは、営林署(?)の職員が常時監視しているのと、当たり前かもしれんけど人が多い。もっと静かな所を想像してたんですけどね。静かに見たかったら、時間をずらして登るしかないか。

ライダーハウスで作って貰ったお握りを食べたり、昼寝(^^)をしたりして、結局1時間ほどを縄文杉の前で過ごして帰路に就きました。帰りは道が分かっているという事と、下りという事で軽快に歩いて3時間で降りてきてしまいました。

さて、今日は実は私の29歳の誕生日。いわゆる三十路にリーチの状態ですね。私は人間の中身の方が重要だと思っていますから、あまり年齢にはこだわらない積もりです。30歳になったから何かが出来るようになるとも、何かが出来なくなるとも思っていません。実際、世間的にはいい年をしているのに、ツーリングなんぞでふらふらしてるし。ただ、誕生日に縄文杉を見るというのは、何か記念になるかなと少し思っていたのですが、歩いている時は一生懸命でそれどころではなく、何も考える余裕はありませんでした(^^)。さて、来年の誕生日は、どこで何をしながら迎えることになるのやら。

本日の行動
屋久島
走行距離
53km
使用金額
0円
屋久島の道
屋久島の道
ウィルソン株全貌
ウィルソン株全貌
ウィルソン株の祠
ウィルソン株の祠
ウィルソン株から上を見上げる
ウィルソン株から上を見上げる
とうとう会えた縄文杉
とうとう会えた縄文杉
縄文杉の上部
縄文杉の上部

7月31日

天候:晴れ

今日は、いよいよ2泊した屋久島を去る日。今回のツーリングは、なぜか連泊して地図の上ではそれほど行動しない事が多いですね。昨日Uさんが乗ったのと同じ朝8:30のフェリーに乗るために早起きし、荷物をまとめ、宿代の清算を済ませ、宿のみなさんにお別れを言って、さあ出発という瞬間になって、宿のおかみさんの「で、あんた今からどこに行くの」の一言。
私「え?フェリーターミナル」
おかみさん「でも、フェリーは昼の1時やで」
私「朝8時半のフェリーは?」
あかみさん「あれは偶数日だけ。今日は無い」
私「えー!」
という事で私は一気に笑い物になってしまいました(^^)。いやあ、思い込みって恐いですねぇ。

思わず時間が出来てしまったので、しばらく島内をぶらぶら。そして今度こそ午後1:20のフェリーに乗って屋久島を去りました。そしてフェリーは午後5時半頃に鹿児島に到着。出来れば、今日はこのまま沖縄行きのフェリーに乗りたかったのですが、出港は午後6時。さすがに乗れないだろうと思いながらも、フェリーターミナルの位置を確認の為に乗り場に行ってみると、なんとキャンセル待ちの乗船手続きの真っ最中。「全員乗船出来ます」というアナウンスの声を聞いて、すかさず私も乗船申込書を書きました(^^)。結局、乗船手続きは乗船してフェリーの中でという慌ただしさながら、まさかのフェリー乗船。いやあ、1日得をしてしまいましたね。

ちなみにフェリーの中は当然ながらの大混雑。なんとロビーやレストランの中まで畳をしいて臨時の客室になっていました。沖縄航路のフェリーの混雑は凄いと聞いていましたが、まさかこれほどとは。24時間もの航海でレストランが無いと食事に困りそうですが、この航路の場合大丈夫。弁当を販売してるので、それを食います。私は船内で風呂に入ってさっぱりし、沖縄のオリオンビールを飲んで気分を高めて(^^)寝ました。

本日の行動
屋久島→太平洋上
走行距離
67km
使用金額
29890円

8月1日

天候:晴れ

今日はほぼ1日フェリーの中。那覇に着くのは夕方の6時の予定です。ところで、私が割り当てられた船室は、なんの因果か小学生の団体様が一緒です。これくらいの年齢の子供がしかも集団(50人くらいか)になっていると、当然ですが叫ぶ、喚く、暴れる、走り回る。それが彼らの仕事ですから、しょうがないと言えばそれまでですが、それにつきあわされる大人は悲惨ですよね。特に、私のように子供が好きじゃない人は。という事で、私はあまり船室には近寄らない事にして出来るだけロビーなどで過ごすようにしました(^^)。

ところでこの航路。南西諸島の主な島を順に寄っていきますから、便利な事に船内からでもかなりの時間帯で携帯電話が使えます。日本海上はるか沖合を航行する小樽行きの新日本海フェリーとの大きな違いです。せっかく使えるという事で、とりあえず今夜の宿を確保することにしました。夕方6時に那覇に着いてからキャンプ場を探すのは大変ですから、沖縄国際YHに電話。無事に確保。いやあ、便利な世の中になりましたね。NTTDoCoMoさんのアンテナを建てる努力にも感謝です。

そうこうしている内にフェリーは定刻よりちょっと送れて那覇に到着。道に迷いながらもなんとか沖縄国際YHに着いてみてびっくり。そこらの旅館やホテルにも負けないくらいの立派な設備、設備、設備。うーん、これがYHか?料金がちょっと心配になったけど、そこは確かにYHでした。良かった。

ところで、このYHでも小学生の団体様が…。あんまり好き勝手してるので風呂場でついに叱ってしまいました。叱られると途端にしゅんとなっておとなしくなるのはかわいらしいと言えばかわいらしいけど。そして、叱った瞬間に分かった事が一つあります。世間で立派な大人の一つの代名詞として挙げられている(?)他人の子供も叱れる大人。中には、ほんとに立派な教育精神溢れる人も居るでしょうが、多分その内の何割かは私と同じように子供が嫌いな人ではないでしょうか。嫌いというか、子供の勝手さを子供らしくてかわいいとなそんな感じで許容出来ない。子供にも大人と同じだけの一定の分別を求めてしまう。そんな大人もきっと居るはずだ、と今私が決めました(^^)。

本日の行動
太平洋上→那覇
走行距離
21km
使用金額
5437円

8月2日

天候:晴れ

今日は沖縄国際YHに連泊し、島の南部を一周してきて、夜に国際通りで開催されるエイサー踊りのお祭りを見物に行くという予定を立てました。とりあえずは国道を使って走り始めます。

沖縄の昼間は、これが初めてですがさすがに日差しが強い。太陽光が強過ぎて、ものの色彩がかえって失われている様に感じてしまいました。そして、お日さまが高い。北緯35度付近で生まれ育った私にとって、北回帰線というのは遠い世界の話しでした。ですが、ここ沖縄ではすぐ近くにあるものなのですね。ほぼ真上から照りつける太陽というのは新鮮なものでした。

さて国道に沿って走っていると、ひめゆりの塔がありました。別に思想、信条がある訳ではないけれど、こういうものがあると、つい足を向けてしまいます。そして、そこで見たものは…うーん、言葉にするのも難しいものがあります。こういうものを見て戦争は悲惨だとか戦争はいけないというのは簡単なのですが、それだけで良いのだろうか。戦争を無くす為に何をすればいいのか。戦争が始まろうとしたときにどういう行動をとるべきなのか。そういう考察が必要かなとか考えてしまいました。

少々重い気分になった所ですが、とりあえず平和な時代に生きている私としてはその平和を享受して楽しむというのも大事な使命です。(そんな大層なものか?(^^))という事で私はとりあえずツーリングを楽しみましょう。国道を引き続き走っていくと海沿いの道になってきます。そして、そこから見える海の綺麗な事、綺麗な事。なんで、こんなに贅沢なまでに綺麗な海なんでしょうか。そしてこの辺りはツーリングマップにもある通り街路樹がヤシの木です。何気なく置いてありますが、これって凄い事ですよね(^^)。やっぱり亜熱帯、南国にやってきたという感じです。

南部を一周してからは、一旦那覇に戻って嘉手納飛行場の脇を抜けて与勝半島方面へ。嘉手納飛行場は、道からも基地内が見渡せるのかと思ったけど、さすがにそれほど甘くない。本物の軍事施設ですからね。でも、普段は映画でしか見ないMARINE(海兵隊)とかの表示のある看板を見るだけで、十分違和感があります。これが沖縄の今。

与勝半島では、海中道路(海底道路では無い)を通って平安座島、宮城島、伊計島へ。海中道路は景観抜群だったのですが、島々の道は砂糖きび畑の中を通るものばかりで景観はいまいちでした。基本的にリゾートの島の様ですから、ホテルなどのリゾート施設に入らないと楽しめないのでしょうね。

と、朝におおざっぱに立てた予定の通りに行動して、夕方にはYHに戻ってお祭りに行けるかと思ったのですが、全然甘かった。まず県道の設備が悪い。案内標識が不足しているので、初めて通る者には全然道が分かりません。かなり迷って余分な道を走ってしまいました。また、幹線道の国道58号はこれでもかという程の大渋滞。なんでこんなに車があるんだろうと思うほどの車でした。結局YHに戻ってこれたのは夜の7時。疲れもあってお祭りは諦めてしまいました。

本日の行動
那覇→那覇
走行距離
199km
使用金額
7040円
海中道路
海中道路

8月3日

天候:晴れ時々スコール

今日からは沖縄本島北部に向かう積もりです。前日に国道58号が使い物にならないことを学びましたから、今日は沖縄自動車道を使いました。これは快適。車がほとんど走ってないので快走できます。高速道路の料金を払う価値は十分ですね。そして沖縄県にある唯一のS.A、伊芸で休憩。ちょうどお昼だったので、レストランでゴーヤー親子丼を注文しました。これは名前の通り、普通の親子丼にゴーヤー(にがうり)が入っているというもの。うーん、スバラシイ。少し煮込んであるため、苦みは思った程ではありませんでした。でも、食べ慣れないゴーヤーはなかなか手強かったです。

伊芸から少し行った宜野座で高速を降り、ここから一般道。これくらい北部まで来ると車もほとんど走ってなくて快適です。国道を走りつぎ、本島の北部一周道路である県道70号へ。ツーリングマップによると、道の西側一帯は海兵隊の演習地らしいです。私の記憶が確かならこの道の東側にも演習施設があって、実砲弾が県道の上を通過していくという所ではなかったでしょうか。幸い私が通った時には演習はお休みだったのか、砲声を聞くことはなかったです。

快晴続きのお天気だったのですが、今日は時折夕立が降りました。しかし、ここでは夕立というよりスコールと呼んだほうがらしいかな(^^)。見慣れない光景としては、スコールで濡れた地面が日光に照らされて乾いていくのですが、これが湯気が立つほど激しい(^^)。やっぱりお日さま強力。

そして、とりあえずの目的地である沖縄本島最北端、辺戸岬に到着。溶岩石の様な岩場の断崖に波が打ち付ける岬はなかなかなのですが、高所恐怖症の私としては当然岬から下を見下ろす事は出来ません(^^)。ここでは休憩所でヤシの実ジュースを注文しました。出てきたのは牛乳かと思うほどの真っ白いドリンクだったのですが、これがおいしい。缶ジュースにして全国で販売されないだろうか。売ってたら絶対買うよ、ほんと。

岬を出てからは、今度は西海岸沿いに走っていき、途中調度よいパーキングがあったのでテントを張って就寝しました。

本日の行動
那覇→国頭村
走行距離
176km
使用金額
2240円
海の上の局所的スコール
海の上の局所的スコール

8月4日

天候:晴れ(お日さま強力(^^))

昨日早く寝たせいか、朝の3時にふっと目が覚めました。先月まで居た北海道ではこれくらいの時間にはもう空が明るくなってきていたのですが、そこから経度にして10度以上西に位置するここではまだ真っ暗です。まだ暗いなと空を見上げてみると、これがなんと。満天の星空ではないですか。私でも分かる北斗七星が、判別出来ないほどの星、星、星。しばらく馬鹿になって眺めておりました。このまま夜が明けてくるまで空を眺めていようかとも思ったのですが、なかなか明るくなってこないので、諦めて寝てしまいました。結局次に起きた7時には、既に暑くてしょうがないという(^^)。

出発してしばらくして着いたのは沖縄記念公園。海洋博の跡地に出来た公園です。特に予備知識無しに、なんとなく立ち寄ったのですが、これはなかなか当たり。広大な公園敷地内に水族館や植物園などの施設が点在しています。有料の施設もありますが公園自体は立ち入り無料。また、ビーチもあってこれも無料。ということで、入り口から少々歩くもののさっそくビーチへ。荷物の中に海パンを入れてて良かった(^^)。エメラルドビーチという名前のビーチは、これぞ南国のビーチという感じ。ちょっと狭いのが難点といえば難点だけど、なんと言っても無料ですから。という事で灼熱の太陽の中、海水浴。ちなみに文字通りの海水浴です。ブイで区切られた遊泳エリアは非常に狭いし、ブイの手前まで行っても水深は腰までしかありません。ま、私は泳ぐのは苦手ですから浴びるくらいで調度いいのですが、でも気持ちいい。思えば海水浴なんて何年ぶりでしょうねぇ。

そうこうして1時間くらい海に浸かっていたでしょうか。そろそろ行くかと思ってふと気が付くとロッカーの鍵が無い!荷物を置いていた所にも落ちてないから、どうやら海の中に沈んでしまったようです。いくら浅くて狭いとはいえ、鍵なんてものを探すのはとても大変。ということで、諦めて3000円の実費を払ってマスターキーで開けて貰いました。ここで私は初めて知ったのですが、ロッカーの鍵って鍵の所だけが交換可能なユニットになっているのですね。売店のおねえちゃんが何食わぬ顔で鍵を取り外す光景はなかなかインパクトありました。 しかし、この3000円は敗北の味が濃いです。しくしく。

この後は、引き続き西海岸線沿いの国道をたらたらと進みます。少々車が多いけど美しい海を眺めながらツーリングは気持ち良いですね。途中、残波岬へ寄ってみました。ここは景色も良いのですが、なぜかすごく静か。まるで時が止まったかのような錯覚を覚えました。

そして、覚悟を決めて国道58号で那覇市内に帰ってきました。今晩の宿は、那覇にあるもう一件のYH、シティーフロント春海YH。ここはどんな感じの所だろうと思ったら、いわゆるYHらしいアットホームな所でした。やっぱり沖縄国際YHの方が珍しいんですよね。どちらが良いという話ではないのですが。さて、明日は朝8時のフェリーに乗って沖縄を発ちます。4泊したわりに、沖縄らしい遊びをあんまりしなかった様にも思いますが、これはこれでいいかな。とにかく暑いので、私はまいりました。でも、この暑さがもっとも沖縄らしいと言えば、そういえるのかもしれません。

本日の行動
国頭村→那覇
走行距離
153km
使用金額
10001円

8月5日

天候:晴れ(だろう。フェリーの中では気にしてない)

フェリーの出港が8時ということで、朝7時はYHを出ました。こんな時間ですから朝食もとれなかったし、同室の人にもあいさつも出来ずじまい。ちょっと残念。

沖縄に来るときはAライン。帰り道の今度はマリックスラインという別の船会社の船に乗ります。こちらは、来るときに比べると空いている様で、比較的落ち着いていました。Aラインのフェリーとの最大の違いは、風呂が無い!風呂は1等以上で無いと使えません。2等の貧乏人はシャワーです。これはちょっと悲しいかなぁ。しかし風呂の為に1万円以上の差額は出せん(^^)。当たり前か。

相変わらずフェリーに乗ってる間はすることが無くて暇。なのですが今回は旭川から来たというライダーと知り合って、なんだかんだとしゃべって時間を過ごしました。

本日の行動
那覇→太平洋上
走行距離
3km
使用金額
2115円

8月6日

天候:晴れ

朝、フェリーが無事に鹿児島に着きました。とりあえず、不要になった荷物などをまとめて自宅に発送。これでかなり荷物が軽くなった。

鹿児島に着いてまず思った事は、やはり沖縄よりは日差しが強くない。肌を直接焼くような暑さでしたからね、沖縄は。そして、やはり湿気が多い。汗をかいた跡が完全に乾かずにべたべたします。沖縄と鹿児島では、隣同士の県なのに、距離がこれだけ離れているから、気候にも大きな違いがありますね。

鹿児島にせっかくきたんだから(?)という事で、まずは桜島へ。島とは言っても、溶岩によって九州本島と地続きになってますから、今は正確には桜半島ですね。その桜島に入ると、いきなり風景が溶岩に変わります。うぎゃー、すげえ。その後、湯の平展望台から火山を眺めたのですが、残念(?)ながら今日は噴煙を吐いてませんでした。常に吐き続けているというものでもないのですね。でも、活火山のすぐ近くに住んでいる人って、どういう感覚をしているんだろう。ちょっと理解できないです(^^)。

桜島の後は、ライダーたるもの端っこを目指さなあかんという事で、九州最南端の佐多岬へ。近いように見えて、意外と距離のある佐多岬への道をひたすら走ってようやく着いた頃には、もうへとへとになっていました。暑かったせいもあるけど。佐多岬からは、大隅半島の東側を通ったのですが、この道がかなり大変。ツーリングマップにはロケーション抜群となっているけど、景色が開ける場所はそれほど多くない。なのに、道が狭くて曲がりくねっている上に、ほとんど車が通らないせいか草が全然刈ってない。だから、ガードレールばかりか道も半分草に埋まってしまってます。

ようやく広い国道に出た頃には疲労困憊してしまっており、通り掛かった内之浦のロケット打ち上げ施設も見学する元気はありませんでした。今晩の宿は東串良町の公園内にある無料キャンプ場。ほんとにキャンプ場なのか、ちょっとあやしい所ではあったのですが、今更別の場所を探す元気は無かったです。

本日の行動
太平洋上→東串良
走行距離
309km
使用金額
3917円
桜島その1
桜島その1
桜島その2
桜島その2
桜島その3
桜島その3
桜島その4
桜島その4

8月7日

天候:晴れ(夕立くらい降れー)

キャンプ場を出てからは海岸線に沿って北上します。まず向かった所は都井岬。ここは日本で唯一、野生馬の居る所です。と言っても、天然のものではなく江戸時代に放されたものらしいですが。

ゲートをくぐると、さっそくお馬さんが居ました。何頭かが群れになって、草を食べております。が、思ったより馬は多くは居ないのか、それとも道から外れた所に居るのか。それ以外に馬の姿は見なかったです。

そして、更に北に向かって、今度は幸島へ。ここは猿で有名な所ですが、それに付け加えて、先月北海道で知り合った人が働いている所でもあります。目指す幸島自然苑をようやく見付けて、バイクを駐車場に停めていると、もしかしてあなたは、の声。どうもお久しぶりですと感動(?)の再会。が、私は疲労と暑さでぼーっとしていて、あんまり感動しないで居ると「せっかくの再会なんだから、もっと感動してよ」と叱られてしまいました(^^)。ごめんなさい。

島の猿は午前中の方がよく観察できるという事で、さっそく幸島へ。行ってみてびっくりしたのですが、猿が人間を全く気にしない。すぐ手を伸ばせば届きそうなくらい近くに寄っていっても逃げようともしません。人間が餌を与えない様にしているので、猿にとっては人間はどうでもよいものと認識されているそうです。例えば、浜辺で渡しの船が来るのを待っていると、猿が寄ってくる。何かなと思うと人間の作る日陰に入っているらしい。猿にとっては、人間というのは日除け程度の存在でしかないのか(^^)。よく観光地で猿に人間が襲われるのは、餌付けをしているから人間を見ると餌を貰えると思って近づいてくるそうです。野生の生き物への餌付けは、こういう問題もあるのですね。

そして、幸島の猿と言えば芋を洗って食べる事で有名ですが、餌付けを止めてしまったので今ではその光景も見られないそうです。猿の戸籍を付けている、有名な三戸おばあさんにもお会いしました。84才だそうですが、とても元気です。三戸さんは、自然苑と共に民宿も経営していて(というかこちらが本業)泊まっていったらと勧められたのですが、今日はもう少し北まで進んでおきたかったので断念。また来ますと約束して幸島を後にしました。

快適な日南フェニックスロードをひたすら快走し、結局は宮崎市まで行って、宮崎県婦人会館YHに宿泊。やっぱ、クーラーの効いた部屋で寝れるのは幸せです(^^)。これだけ暑いと、お金を払う価値はある。

本日の行動
東串良→宮崎
走行距離
155km
使用金額
6575円
都井岬の野生馬
都井岬の野生馬
日南フェニックスロード
日南フェニックスロード

8月8日

天候:曇り一時晴れ(涼しくて良い)

さて今日の目的地は阿蘇。ということで、引き続き北上です。往路に、大分から鹿児島までの移動に使用し、Uさんに「なんでそんな最悪なルート選択を。」とまで言われた(^^)、国道10号を使って再び北上します。おなじ過ちを2度繰り返す私は本物の馬鹿かもね。

しかし、国道10号沿いにはリニアモーターカーの実験線があります。こりゃ見なきゃいかんと思って行ったのですが、展示施設ははるか昔に廃止になっていたようで閉鎖されていました。実験線の軌道はありますが、高架になっているから下から見上げただけでは別に何の感慨も無い。うーん、残念。

さらに北上し、延岡市の手前で内陸に向かいます。道が狭くて少々走りにくい国道388号から国道218号と走り継いで、今日の第2の目的地高千穂峡に。綺麗な峡谷をしばし散策したのですが、期待したほど涼しくない(^^)。おかしいなあ。

そして今日は、阿蘇山の麓にある鍋の平キャンプ場に。週末とあってファミリーキャンパーだらけですが、これは仕方ないですね。すぐ近くに根子岳を望む景観の良いキャンプ場です。そして、ここは高原だけあって涼しい。うれしい(^^)。キャンプして寝苦しく無いのは北海道以来の事です。ああ快適。

本日の行動
宮崎→阿蘇
走行距離
184km
使用金額
3590円
リニアモーターカー実験線
リニアモーターカー実験線

見えにくいけどリニアモーターカー
見えにくいけどリニアモーターカー

高千穂峡
高千穂峡

8月9日

天候:曇り一時晴れ

今日は、キャンプ場に連泊して阿蘇の周辺を探索します。テント張りっ放し、荷物置きっ放しで身軽に出発。

まずはキャンプ場から日ノ尾峠を越えるルートをとります。ダートありとなっていたのですが、距離も短いし大したことはないだろうと高をくくっていたら意外と荒れていました。 思わぬ所で一汗をかいたけど、この後はダート無し。そして東西にミルクロード。素晴らしい。綺麗な高原地帯をまさに快走という感じです。次に、国道を使って一旦阿蘇から離れてやまなみハイウェイ。本当は起点の湯布院から走りたかったのですが、さすがに遠かったので断念。これも素晴らしい。阿蘇の為に1日を割いてよかったぁ。

ところで、今日は日曜日なので地元ライダーらしき人達もたくさん走っていました。それだけだったらいいのですが、なぜか白バイもたくさん走ってました(^^)。おとなしく走ってますから、あんまり威嚇しないでぇ。

そして、最後に有料道路の阿蘇登山道。沖縄からのフェリーで一緒になった人が料金を払う価値があると言ってたのですが、本当に価値があります。阿蘇の山並みを遠くに近くに見ながら走れる道と言うのは気持ちよかったです。そして、一応火口まで見学して今日のツーリングはおしまい。キャンプ場近くの高森温泉館で汗を流して、おやすみ。

本日の行動
阿蘇→阿蘇
走行距離
154km
使用金額
3183円

8月10日

天候:晴れ

さて今日は海を渡って長崎まで行く予定。まずはフェリーに乗るため熊本まで行くのですが、これが思った以上に大変。途中までは順調に走れたのですが熊本市街が渋滞。おまけに、フェリー港のある長州まで直接行けるルートが無いので、いくつかの国道を走り継がなければいけません。昼頃にはフェリーに乗れるかと思っていたのですが、結局3時になってしまいました。

有明フェリーは約40分で対岸の島原に到着。これは、楽で良いですね。ここからは雲仙を目指して県道131号を走ります。この道はなかなかのヒット。ほぼ全線が2車線で走り易い上に、ほとんど車が走ってませんから快走できます。森林地帯を気持ち良く抜けて、雲仙に着きました。雲仙を望む有料道路は全線一方通行と、ちょっと珍しい。混雑が心配でしたが、逆にさみしいくらい車が少なくて良かったです。

雲仙を終えてからは西へ、長崎へと走ります。そこそこ混雑してはいたのですが車が流れていたので、なんとか夜には到着。今晩は町中という事もあって、宿は長崎YHにしました。 YHに荷物を置いて夕食を食べに町へ出ます。長崎に来たらチャンポンを食べないといけないだろうと、YHで貰ったパンフにあったお店に行ってみたのですが…うーん、味はいまいちかなぁ。まずいというわけでは無いのですが、わざわざここまで食べに来るほどの味には思えない。機会があれば今度は別の店で食べ比べてみたいですね。

本日の行動
阿蘇→長崎
走行距離
209km
使用金額
6518円

8月11日

天候:晴れ

朝食は、長崎YHでは無料。と言ってますが、要は宿泊代の内という事ですよね。どうせなら朝食を抜きで更に安く泊まる事が出来るほうが、本当のサービスだと思うのだが。

長崎に来ましたので、やはり原爆資料館には行かないといけないでしょう。以前広島の資料館には行った事がありますが、どちらも言葉に詰まるものがあります。平和な時代に生きて、気楽にツーリングなどをしていられる事は本当にありがたい事だと思えます。

ここからは軟弱に高速道路を使って移動。走って楽しく無いとも言えますが、渋滞にはまっているよりは遥かに良いですね。一気に走って、佐賀県の東背振I.Cで下ります。なぜここかというと、この近くに吉野ヶ里遺跡があるからです。吉野ヶ里遺跡には少々因縁がありまして、私が大学時代に在籍した研究室で遺跡の再現CGを制作した事があるのです。と言っても、私自身はこの制作には係わっていないのですが。今考えればこんな楽しそうなこと、是非とも係わっておきたかったなぁ。

さて遺跡ですが、発掘現場および周辺が公園として整備されています。縦穴式住居や櫓、高床式倉庫などが復元してあり、なかなか楽しめます。ここを舞台に、弥生時代ドラマとかロケってみたら面白いのにとか考えてしまいました(^^)。

今日は、ほんとうはもう少し走る積もりだったのですが、時間が遅くなってきたので那珂川町の日吉神社キャンプ場に泊まる事にしました。が、これが行ってみると…本当に神社の境内がキャンプ場なのです。しかも、神社自体が既に管理する人がいなくなっているそうで、かなり寂れている。当然、泊りに来る人もほとんど居ないので私以外の人も来てない。まあ、一晩くらいならいいかなと半分諦め気分で居るとライダーが一人様子を伺っている。やはりツーリングマップを見て来たそうで半ば強引に誘って一緒に泊まる事になりました。やはり、二人だと安心(^^)。

本日の行動
長崎→那珂川
走行距離
151km
使用金額
4065円

8月12日

天候:晴れ

朝起きてみると変わった事が…あるわけない。考えてみれば、神社というのは神様が居るところだから、下手な場所より安全なのかもしれませんね(^^)。

とりあえず北上し、福岡市内に入りました。混雑するのは目に見えているのですがここには、とてもおいしいラーメン屋があると聞いたことがあるのです。しかし店の名前しか覚えてない状況で捜し出すのはやはり無理がありました。混雑する市街地をこれ以上走るのも嫌なので、店探しは断念。また来る機会もあるでしょう。そのときはしっかり調べてくる事にします。

ということで、福岡I.Cから再び高速道路に乗り、関門海峡を越えて、ようやく本州に帰って参りました。先月、別府行きのフェリーに乗って以来です。山口県に入ってからは高速道路を下りて、国道191号を使って日本海側に沿って進みます。今日はちょっと風邪が強い様で、海岸の際を走る時などは、波飛沫が道路まで飛んできて掛かったりする程でした。

途中油谷町という辺りで、国道が内陸に入り込んでしまうので、海を求めて(^^)少し寄り道。ここで、"楊貴妃の里"という案内看板がやたら目に付いたのでためしに行ってみました。楊貴妃が日本に渡ったという伝説は聞いた事がありましたが、ここがその場所だったのですね。楊貴妃の墓と言われるものを中心に公園が整備されていました。また、この近くの津黄という辺りには竜宮の潮吹きという所があります。地形の関係で風邪の強い時には30メートルもの高さまで波飛沫があがるそうですが、残念ながらそれは見れませんでした。見下ろすのも恐い岬の断崖をちょっとだけ覗いて帰ってきました。

再び国道に戻ってしばらく走っていると、湯免温泉に温泉センターがあるので入ってきました。汗をかくので風呂に入ると気持ち良いですね。そして、ここで周辺の案内地図を見ていると、近くに松原野営場というところがあるので、今日はそこに泊まる事にしました。

本日の行動
那珂川→三隅
走行距離
243km
使用金額
2665円

8月13日

天候:曇り後雨

行こうかどうしようかちょっと考えていたのですが、せっかく近くまで来たので秋吉台に行くことにしました。と言っても、有名な秋芳洞はずっと以前に見たことがあるので今日はカルスト台地を走るだけです。それほど期待はしていなかったのですが…行ってみて少々びっくり。綺麗、気持ち良い。そして、この景色は、私が長年イメージしていて探し求めていたもの、そのものではないだろうか。思わぬ拾い物をしてしまいました。

そして、みたび国道191号に戻って今度は萩市へ。萩といえばいろいろあるでしょうが私にとってイメージするのは松下村塾です。松蔭神社など関係する施設をいくつか見てまわりましたが、吉田松蔭というのはいろいろ考えさせられる事の多い人物です。

さて、長らく晴れ続きの天候でしたが、今日は天気予報によると昼から大雨が降るそうです。雨の中を走るのはまったく気乗りしませんから、萩YHに電話で空きを確認して、向かっている内に雨が振り出してきました。そして、YHに入って荷物を降ろしている内に、すさまじいまでの豪雨。間一髪セーフという所でした。

YHは夕方4時からのチェックインという事ですので、荷物だけ預けてしばらく市街を散歩。と言っても雨が降ってますから、あんまり表は出歩けないので、お土産屋さんなどで時間をつぶしていたのですが。

本日の行動
三隅→萩
走行距離
96km
使用金額
7413円
萩の灯篭
萩の灯篭

8月14日

天候:豪雨後曇り

天気予報によると、今日も山陰地方は雨。いっそ、連泊してのんびりするかとも思ったのですが、空模様を見ているといっこうに雨が降りそうにない。それどころか晴れ間すらみえてくる。こうなったら、雨が降ったらその時と覚悟を決めて出かけることにしました。

基本的に国道191号、国道9号と海岸に沿ったルートを走りました。ただ、本当の海沿いのルートは全体の一部でしたが。このルートでは、私にとって特に目を引くものが無かったので、観光することも無く淡々と走っていました。当初の予定としては、出雲まで走れたらと思っていたのですが、朝にもたもたしていたせいもあって、今日中にそこまでたどりつくのはちょっと難しそうです。また、明日の15日に広島で待ち合わせをしているので、もし出雲まで行ってしまえば間に合わないでしょう。ということで、途中の浜田市の辺りで中国山地を越えるルートに方向転換しました。

そして、広島の少し手前の筒賀村という所にある、竜頭峡交流の森キャンプ場に入ろうと思ったのですが、行ってみてびっくり。いわゆるオートキャンプ場だったのですが、料金が一張り5000円!いくらなんでもそんな大金は払えません。というか、それだけ払うんだったらYHに泊まります(^^)。という事で、そこから更に10km程行った、吉和村にあるもみの木森林公園へ。ここは巨大な森林公園で、キャンプ場以外にもさまざまな施設があります。キャンプ場は一張り900円とまあまあの値段だったのですが、テントサイトがなかなか良い。かなり広めのテント床に各1個のかまどとテーブルが付いています。また、となりのテント床との間にはかならず木々が配置されている様になっていて、独立性も高いです。ここまで、行き届いた設備だと900円でも安いくらいですが、単に寝床が欲しいだけのツーリングライダーにとっては余計な設備とも言えなくは無い(^^)。また、広いのはいいのですが、それは逆を言えば自分のテントサイトまで延々と歩かなければいけないことを意味します。バイクも乗り入れ禁止ですから、重い荷物を担いで歩くのは結構大変でした。結局、こういうキャンプ場は、ツーリングの様に寝るためだけに来るのではなく、本当にキャンプをしにくるのに適しているのでしょうね。

ところで、このキャンプ場は結構標高の高いところにあるため、非常に涼しい。実際の話し、寝るときに寝袋を使ったのはずいぶん久しぶりでした。

本日の行動
萩→吉和
走行距離
243km
使用金額
4650円

8月15日

天候:曇り

キャンプ場を出て、さっそく待ち合わせ場所の広島駅に向かいます。前日の内に結構頑張って広島に近づいていたつもりだったのですが、結構距離が残っていて2時間近くかかってしまいました。特にキャンプ場からの国道448号はほとんど1車線しかありませんから、時間が掛かって疲れました。

とかなんとか言ってる内に広島駅に到着。普段なら気にすることも無いことですがこういう都市部に来ると、バイクをどこに停めるかちょっと困ったりします。多くの都市では、駅周辺部は駐輪禁止だったりしますし。ところが、広島駅の近くには素晴らしい事に、バイクOKの駐輪場があったのです。1日停めて200円ですから極端に高い事も無い。自転車と原付しか停められない駐輪場もバイクOKになってくれれば便利なのに。

そして、広島駅で"ひできち"さんと無事に合流できました。彼は京都からわざわざやってきてくれたのです。その後、駅ビルにある広島焼き屋で昼食。別の友人から"麗ちゃん"という店がおいしいと聞いていたのでそこに向かいます。さすがに人気があるだけあって、店の前に行列まで出来ています。昼時と時間帯もまずかったのですが。麗ちゃんのお好み焼きは、いうだけの事はあってさすがにおいしい。これで結構安いんだから流行るのは当然ですかね。

食べ終わって、さてこれからどうしようかと相談した結果、広島まで来たんだからということで宮島の厳島神社に行くことにしました。国道2号をしばらく走ってフェリー乗り場に行き、すぐ目の前に見えている宮島までフェリーで渡ります。距離が短すぎてもったいつけてるのか、フェリーは結構ゆっくり進んでました(^^)。宮島に着くと、とりあえず私は今晩の寝床を確保する為に包ケ浦野営場へ。1泊300円と比較的安かったので申し込みを済ませて、いよいよ世界遺産の厳島神社へ。

さすがにただでは入らせてくれないのねー、ということで300円の入場料(?)を払って中へ。知ってはいたけど、ほんとに海の上に建っているのね。無茶をするなぁ(^^)。思ったよりも小さく感じたのは、普段見る写真やTVでのカメラワークが優れているという事かな。

その後は土産物屋街をぶらついて、ひできちさんはお帰り。残念だけど、明日までに家に帰らないといけない用事があるそうなので仕方がありません。フェリー乗り場までだけ見送りに行きました。

本日の行動
吉和→宮島
走行距離
101km
使用金額
3790円
厳島神社
厳島神社

8月16日

天候:晴れ

昨日の待ち合わせも終わったことだし、今日は家まで帰ってしまうことにしました。中国地方もまだ回っていない所はあるし、四国も行く積もりだったのですが、とにかく暑い。暑いのは覚悟していたのですが、汗を大量にかくためにウェア類がとてつもなく臭くなってきたのに、耐えられなくなってきたのです。軟弱といえばそれまでですが辛いことは我慢しないようにしようが私のツーリングポリシーですから、これで良いのです(^^)。

また、帰り道も最初は一般道でじみちに帰ろうかと思っていたのですが、だんだんそれすらもめんどくさくなってきて、山陽自動車道を使って一気に帰ることにしました。ちょうど今はお盆のUターンラッシュに重なっているので、山陽自動車道もかなり混雑しているかと思ったのですが、意外と空いている。S.Aなどに家族連れなどが溢れているのをのぞけば、ずいぶん楽に帰ってこれました。高速道路を使えば、神戸から広島もそれほど遠い場所では無いですね。

本日の行動
宮島→神戸
走行距離
343km
使用金額
2374円

あおやぎのさいと2.0 ツーリングレポート