日本一周ツーリング 北陸・中部編

9月10日

天候:曇り

いろいろありました半年の休暇も、後1ヶ月を切りました。10月からは働かないといけない事を考えると、長期のツーリングに出られるのも、おそらく今回が最後でしょう。日本一周の達成はほぼ無理になってきましたので、それは今後ゆっくり細切れに回っていくことになってしまいます。それはさておき、今回は北陸・中部地方を中心に走ってみようと思います。

さて、例によって準備にもたつき、ようやく出発できたのは午後2時頃でした(^^)。東に向かうと言っても、神戸から東には大阪・京都の大都会がひかえてますからそんな所に向かっても大渋滞が待っているだけ。ということで、兵庫県内を北上し日本海に出てから海沿いに北陸に向かうルートにしました。走り慣れた六甲山トンネル→六甲北道路を越えて国道176号に抜けた頃には、神戸の市街からそれほど離れてないのに、すでに風景はのどかなものに変わっています。このまま日本海まで抜けたかったのですが、なんせ家を出たのが午後(^^)。 地図を見ながら今日はどこでキャンプしようかと考えていたら、美山ハイマートYHというのが目に付きました。江戸時代の民家を移築した茅葺きの建物らしいです。面白そうなのでここに泊まることにしました。

着いてみると、確かに茅葺き屋根。ということは中には囲炉裏があって…と想像したのですが、さすがにそこまでは凝ってない。綺麗な現代の内装でした。清潔で気持ち良いのですが、ちょっと期待外れだったかな。

本日の行動
兵庫県神戸市(自宅)→京都府美山町
走行距離
114km
使用金額
4959円

9月11日

天候:晴れ時々曇り

京都府の山中にある美山町からしばらく北上し、ようやく日本海に。しばらく東に行くと三方五湖があります。ここは有料道路のレインボーラインから眺める事が出来るらしいのですが、いくら走ってもレインボーラインの入り口が出てこない。おかしいーなー、と思って地図をよくよく見てみると、とっくに通り過ぎている(^^)。戻るのも悔しいので、結局行き過ぎたままにしてしまいました。

敦賀市に入った辺りに、日本三松原の気比の松原があります。行ってみると、確かに松がいっぱい!そして、白砂青松の言葉通りに砂浜が広がっているのですが、残念な事に砂浜があるのは松原のある数kmだけ。すぐ近くに敦賀の港湾施設で大型クレーンがどっかんどっかん立っているのが見えると、かなり興醒めです。こんな事を言うのは贅沢なのかな。

ここからは越前海岸を延々と延々と走ります。この辺りは、道路がほんとに海に面していて、高波が一発来たらさらわれそうなくらいです。そして、有名な東尋坊のある三国町にやってきました。もう時間は夕方になっていましたから、東尋坊は明日にして、今日泊まるキャンプ場を探すことにしました。が、これがなかなか無い。キャンプ場に行ってみると、"閉鎖されている"、"一般客は利用できない(学校などの団体利用専用)"、"オートキャンプ場で滅茶苦茶高い"の3パターンのどれか。あまり遠くまで行ってしまうと、東尋坊まで戻ってくるのが大変になるので、結局東尋坊YHに泊まることにしました。2日続けてYHに泊まるとは…ちょっともったいない(^^)。

本日の行動
京都府美山町→福井県三国町
走行距離
238km
使用金額
5155円

9月12日

天候:晴れ

さて、昨日大枚(^^)をはたいてまでしてようやくやってきた東尋坊。まず驚かされるのは、お土産物屋のお客争奪戦。これ位のほうが、観光地としては健全なのかもしれないなぁ。私は苦手だけど(^^)。そして東尋坊。さすが、有名なだけはある物凄い断崖。こりゃ見る価値あるなぁ、とは思いますが、私はなんせ高所恐怖症(^^)。偉そうな事を言ってますが、実際にはちょっと下がった所から恐る恐る覗いていたに過ぎません。遊覧船が出ていたからあれに乗ったら面白かったかなぁ。

東尋坊から東に向かうと、加賀市、小松市そして金沢市と都市部が続きます。混雑を多少は覚悟していたのですが、この辺りはほぼバイパスが完備していたので快走できました。途中からは有料道路の能登道路にも入ったし。ただし、景色を楽しんだりは出来ませんでしたが。しかし、いくら快走できるからといって、このまま能登道路を通って能登半島の中心部まで行くわけにはいきません。途中、今浜I.Cで一般道に降りてここからは、珍しい砂浜を走れるなぎさドライブウェイを走らなくては!

行ってみるとわかりますが、ほんとに砂浜を走れます。それも、バイクはもちろん車、バスまで。水分を含んで、しっかりと締まった砂地だからですが、それにしても凄い。で、走ってみると面白い(^^)。単純に面白い。おそらく定期的に整地されているのでしょう。路面はフラットですから、転ける心配もほとんど無し。お手軽で壮快なダートです。

約8kmのなぎさドライブウェイを走った後は、また一般国道に。そして、まだ午後3時ですが、昨日キャンプ場を見付けられなかった反省もあって、大島キャンプ場にさっさと入ってしまいました。ま、たまにはこうやってのんびりするのもいいでしょう。

本日の行動
福井県三国町→石川県志賀町
走行距離
155km
使用金額
2875円
なぎさドライブウェイ
なぎさドライブウェイ

9月13日

天候:晴れ

今日は能登半島を一周する予定。天気も上々、気温も少し暑いくらい。とはいえ、こんな事は言ってはいけないのかもしれないけど、能登半島には"これは!"と思うような心惹かれるポイントはあまり無さそう。ということで、今日は景色を楽しみながら走るのが基本となりそうです。

途中、道の駅から見えた千枚田など一部を除いては、ほんとに走るだけ。でもそれが結構楽しいね。景色が開ける所はそれほど無いのですが、たまに見える海などはなかなか綺麗で気持ち良いものがあります。変わった事と言えば、一つ。国道を走っていて、軽トラの後ろについた事があるのですが、ふと気が付くとトラックの荷台におじさんがこちらを向いて乗っている。しかも、このおじさん。どういうわけか、すごく気持ち良さそうな笑顔をしてる(^^)。ずーっと、にこにこしているものだから、こっちが思わず照れてしまいました。結局、この軽トラは途中で右折して行ってしまったのですが別れ際に軽く会釈したら、おじさんもちゃんと笑顔のまま会釈を返してくれました。

そうこうして、能登半島を約2/3程走って、桜峠の道の駅で休憩してたとき、ふと壁に掛かったカレンダーを見ました。それは、海王丸パークのカレンダーでした。そう、引退した練習帆船、海王丸がこの辺りに係留されて保存されているのは知っていましたが正確な場所は知りませんでした。カレンダーによると、それは富山県新湊市というところ。しかも、今日は月に一度あるかないかの総帆展帆の日。今は午後2時、海王丸の見学は午後5時まで。新湊まで距離は約100km。間に合うかどうか、ちと不安ではあるが、明日は定休日らしいので今日でなければ見れない。

ということで、残りの能登半島はすっとばして新湊に向かいました。(とはいえ、一応シーサイドとかの走って気持ち良さそうなルートは選択してたんですが(^^))。新湊の海王丸パークに着いたのは午後4時半。そして、見えてきました海の貴婦人、海王丸。おお、感動(^^)。 さっそく入場券を買って船内を見学。現役当時の姿をほとんどそのまま残して、船内をくまなく見学出来るようになっています。これは楽しい。着いた時間が遅かったので、総帆展帆は終わっていたのが残念ですが海王丸に会えて良かった。

今日は、海王丸でエネルギーを使い果たしたので(^^)、気力も萎え近くの富山YHに泊まりました。

本日の行動
石川県志賀町→富山県富山市
走行距離
308km
使用金額
5337円
千枚田
千枚田
国道沿いに延々と続く花壇
国道沿いに延々と続く花壇
海王丸の雄姿。美しい
海王丸の雄姿。美しい
真横からはちょっと間抜け
真横からはちょっと間抜け

9月14日

天候:晴れ

YHを出発して、海岸線に沿って東へ。県道1号から県道2号へ走り継ぐ道は蜃気楼ロードと呼ばれているらしい。シーズンではないので、蜃気楼を見るのは諦めていたけど、肝心の道すらまともに走れない。道が入り組んでいる上に、案内標識が十分でないため、すぐに別の県道に入り込んでしまう。この辺り、道路整備をしっかりしておいて欲しいものです。

しばらくして内陸に入り込み、宇奈月温泉に到着。と言っても今日の目的地は宇奈月ではなく、ここからトロッコに乗って黒部峡谷を行くこと。さっそく切符を買ってトロッコに乗り込むのですが、驚くのは観光客の多さ。夏休みは過ぎたし、秋の行楽シーズンにはちょっと早い。しかも平日だというのに人の多いこと、多いこと。トロッコもほぼ満員になっていました。これでハイシーズンの休日だとどういう事になっているんでしょう。

トロッコに揺られること約1時間半。終点の欅平まで黒部峡谷の景色を堪能する事ができます。もっとも、トンネルもたくさんあるので、常に見晴らしが良い訳ではないですが。欅平周辺では、猿飛峡への道が崖崩れで通れなかったのが残念ですがそれでも綺麗な川と綺麗な景色。うーん、こりゃすごい。帰り道は、途中の鐘釣で下車して鐘釣温泉へ。ここは、河原に温泉が沸いているという豪快そのものの露天風呂で、黒部のパノラマを見ながらの温泉は贅沢の極みと言ってもいいでしょう。ただ、一つ残念な点を挙げるとすると、この温泉がバスツアーのコースに組み込まれているので、時々団体さんが"見物"に来る。おーい、温泉に入っている人は見せ物じゃないんだから。そもそも、入らないのなら温泉に来るなと言いたい。

そして、ふもとの宇奈月に戻ってきたのは午後6時。結局今日は黒部峡谷を見ただけでほとんどバイクで走ってませんね。ま、こんな日があってもいいでしょう。少し走ったところで明日キャンプ場というところを見付けたので、ここでテントを張って寝ました。

本日の行動
富山県富山市→富山県宇奈月町
走行距離
54km
使用金額
5260円

9月15日

天候:雨後晴れ

朝起きて、テントを畳もうとしていたら、お日さまが出ているのに突然の雨!その時は5分くらいで止んだけど、なんか気になって天気予報を聞いてみたら台風が近づいて着ているので、これからだんだん雨になっていくらしい。雨が降ったらキャンプしないがポリシー(?)ですから、今日は走れるところまで走って、YHにでも泊まる事にしましょう。

とりあえずは日本海岸に出て、国道8号を東へ、東へ。だけど、思ったより海が近くない。というか迫力に欠けますね、このルート。難所で有名な親不知子不知も国道が整備された現代では、すでに難所では無いし。工事は困難を極めたと思いますが。と、思いながらもぼちぼち海を眺めながら上越市までやってきた所で、内陸に向かって進路変更。ほんとはもっと遠くまで行きたいところだけど、そろそろ帰りの心配もしなければいけませんからね。そして国道18号をひたすら下ってくるのですが、この辺りで雨は本格化してきてほとんど豪雨になってしまいます。今日は、半分移動日と諦めてはいましたが走りながらの景色も見れないのはちょっと残念。

そして、長野市の手前の信濃町で今度は西に転進。山脈を越えて白馬へと抜けました。この頃には、雨もほぼやんでいたのですが、今更どこかに見物に出かける気もせず木崎湖のほとりにある、白馬山麓温泉YHに泊まることにしました。天気予報を見てみると、やはり台風はかなり接近してくるみたい。明日の昼には通り過ぎて晴れるそうなので、それを期待して寝ました。

本日の行動
富山県宇奈月町→長野県大町市
走行距離
209km
使用金額
1992円

9月16日

天候:雨後晴れ

朝起きてみるとやっぱり雨。昼までYHで時間を潰すかなぁ、と思っていると9時頃にはなんとか雨脚も弱まって来たようなので出発しました。さて、今日の予定としては上高地まで行ければいいと思ってますから、実はかなり余裕がある。じゃ、という事で途中の松川村にある安曇野ちひろ美術館に行ってみる事にしました。

美術館に行くといっても、私は別に絵を見る趣味があるわけではありません。いわさきちひろという画家のファンでも無いし、第一よく知らない。なんで行く気になったかというと、YHに貼ってあったポスターになんとなく惹かれただけという(^^)。我ながら、行き当たりばったりにツーリングしてます。はい。

そして、美術館に行ってみると…なんと休館日!そんなぁ。という事で、私の気の迷いは、気の迷いだけに終わってしまいました(^^)。仕方がないので、こっからは上高地に向かって一直線。実は、上高地には以前も友達と来たことがあるのです。が、その時は行楽シーズンの週末ということで、物凄い人込み。マジでここは梅田か難波の繁華街か、と思うくらいの人出でした。お陰で上高地の素晴らしいといわれる自然がほとんど見れなかった。ということで、今回はなんとか人の少なそうな平日を狙って行って、上高地のほんとの姿を見てみたいのでありました。

そうこうする内に、沢渡の駐車場に到着。上高地は一般車両の乗り入れが禁止されていますから、ここにバイクを預けてバスで移動することになります。上高地に着いたら、バスターミナルから少し歩いた所にある子梨平キャンプ場で手続きして、今日は早めに休むことにしました。明日は、早朝から上高地を歩いてみる積もりですから。

本日の行動
長野県大町市→長野県安曇村(上高地)
走行距離
115km
使用金額
9778円

9月17日

天候:晴れ後曇り

目が覚めたのは夜中の2時頃。早く寝たからという訳ではなくて、寒くて(^^)。よく考えると標高1500m程の高地ですから、平地に比べるとずいぶん寒いわけです。(そんなこと、よく考えなくても気が付けよ)。結局、服を着込んでも寒くて、眠ったような眠らなかった様なよくわからない状態で朝を迎えました。

歩き始めたのは、ちょっと遅くなって朝7時頃。それでも、さすがにこんな時間は他に歩いている人も少なく、上高地を独占に近い状態です。天候も、穂高連峰の上部には雲が掛かっているものの、そのほかは好天で気持ち良い。人が少なく、静かな上高地。それは、やはり以前来た時とずいぶん印象が違います。私は植物については全然知識が無くて、木か草かが見分けられる程度(^^)ですので上高地ならではの植性などについてはわかりません。でも、なんというか絵になる様に綺麗な景色なのです。梓川は清らかに流れ、木々はただ静かな空間を提供する。こんな中を一人っきりで歩いていると、なんだか別世界に来たようですね。

そんな事を考えながらあるいていると明神池に到着。以前来たときはここまででUターンして帰っていったのですが、今日は時間もありますので更に奥の徳沢まで歩くことにします。歩き歩いて更に1時間。徳沢に到着。このあとは河童橋まで戻ったあと、大正池まで往復。ようやく小梨平のキャンプ場に戻ってきたのは午後3時頃でしたでしょうか。

さて、そろそろ帰り支度をしようかと荷物をまとめていると、バイク用のジャケットが無いことに気が付きました。朝歩き始めたときは着ていましたから、どっかに忘れてきた。記憶をたどってみると、おそらく明神池のベンチに置きっぱなしにしてしまったみたい。小梨平から明神池まで片道約3km。がーん。それでもジャケットが無いとバイクに乗ると寒いので仕方なく歩いて取りに行きました。なんだかんだで、今日は1日で30km近くも歩いた事になります。

上高地から出るには、また沢渡までバスに乗ります。バスを降りて、バイクに荷物を積んでさあ出発という時になって、またしてもジャケットが無い!今度はバスの中に置き忘れてしまったみたい…。自分の馬鹿さ加減にあきれてしまう。結局、バス会社に連絡して営業所で預かっておいてもらうことにして、今日は宿に入ることにしました。

今日の宿は、近くにある白骨温泉のYH大石館。ここは、普通の温泉宿がYHもやっているということで、相部屋であることを除けば設備も食事も全て温泉旅館です。温泉も内湯になっているので、24時間入り放題。白濁したお湯の本格的な温泉で、もちろん露天風呂も有り。 これでYHの料金ですから結構お得ですね。

本日の行動
長野県安曇村(上高地)→長野県安曇村
走行距離
5km
使用金額
5845円
上高地の大正池。写真がここだけなのが今更悔やまれる
上高地の大正池。写真がここだけなのが今更悔やまれる

9月18日

天候:雨後曇り

朝起きると雨が降っている。昨日の予報の通りですね。あんまり当たって欲しくない予報でしたが。朝食を見ながら相部屋の人と天気予報を見ていましたが、どうも今日1日はあまり良いお天気では無さそう。それでも他の二人は予定が決まっているという事で出発していきました。私はどうしようかと考えたのですが、昨日の歩きの疲れもあったので、今日は連泊してのんびりすることにしました。

とりあえずしなければいけないのは、昨日バスの中に忘れてきたジャケットを取りに行くこと。新島々のバスターミナルまで行って、無事に返してもらえました。この頃になると、天気も少し持ち直してちょっと晴れ間も広がってきました。宿で寝てるのも勿体無いな、ということで16日に行き損なった安曇野ちひろ美術館に行くことにしました。ちょっと距離はありますが、それほど遠くない遠くない。1時間程走って無事に美術館に到着。今度はちゃんと開館しています。ここはかわいらしいタッチの絵の美術館ですから、男一人で入るとちょっと浮くかなと心配しましたが、やっぱりちょっと浮いてました(^^)。他にも男一人の客は居る事はいるのですがね。1時間程掛けてゆっくり鑑賞して本日の行動は終了。宿に帰ってみると、なんと今日は宿泊客は私一人。相部屋の料金で一人で泊まれるのは得したのだろうか。 さみしいからちょっと残念ではあるけど。ということで、ゆーっくり温泉につかってさっさと寝ました。

本日の行動
長野県安曇村→長野県松川村→長野県安曇村
走行距離
131km
使用金額
6445円

9月19日

天候:晴れ後曇り

さて2日連泊した白骨温泉大石館を出発し、まずは乗鞍スカイラインを走りに行きました。ここはなんと言っても日本の車道で最高所、標高約2700mを通ります。こんな珍しい所、走らな損と思って行ったのですが、行ってみると想像以上に面白い所でした。スキー場でもある高原地帯は見晴らしも良く、一気に標高を駆け上がる道路を走っていると、見る間に景色が開けて行きます。標高が上がるごとに当たり前ですが気候も涼しくなるようで、木々が紅葉しています。そして更に駆け上がっていくと森林限界を越えたようで、膝までしか無いような低木や草が所々に生えているだけで荒涼とした景色に変わります。もちろん、2700mにもなると気温も低くてかなり寒いですが、これだけ短時間にいろいろ見ることが出来るというのは贅沢ですね。

乗鞍スカイラインの出口にある料金所で1100円というちょっと高めの通行料を払って次に向かったのは安房峠。曲がりくねった狭い旧道をようやく抜けたあと、今度は同じ地点を結ぶトンネルを走って、1時間程かかった峠道を10分程で走り抜けました。面白くないかもしれないけど、こういうトンネルは確かに便利ですね。

飛騨に抜けたあとは、今度は世界遺産にも登録された白川郷の合掌村へ。山間の国道を快走して到着した白川郷は、確かに合掌造りの家々が軒を並べています。が、それ以上に多いのが観光客と土産物屋。一瞬で興醒めしてしまった私は、結局バイクを降りることもなく通り過ぎてしまいました。地元の人にとっては大切な観光資源。観光客の落とすお金は貴重な現金収入というのは理解できますが、やはり商業主義に満ち満ちた風景は、何かむなしいものを感じてしまいます。

そして、今日の宿は白川郷から少し北に行った所にある五箇山青少年旅行村。ここは行ってみてびっくりしたのですが、合掌造りの家がいっぱい建っている。あちこちにあった家を、ここに移築して保存しているようです。そして、なんとここではこの合掌造りの家に泊まることも出来るようです。私は一人だったので、テントサイトにテントを張りましたが、多人数で来て合掌造りの家に泊まるのも面白そうですね。

本日の行動
長野県安曇村→富山県上平村
走行距離
224km
使用金額
4622円

9月20日

天候:晴れ

ジリジリジリ。朝5時に目覚ましが鳴っておきました。なんでこんなに早く起きたかというと、今日は300km以上離れた兵庫県の出石で待ち合わせがあるのです(^^)。別に急に決まった話ではなく、以前から約束していました。ですから、もう少し近くに居るようにスケジュールを立てて行動すれば良かったのですが、そうもいかないのが計画性の無さを露呈してますな(^^)。ま、何を今更言おうと、約束のお昼までに出石に着かなければなりません。とにかく"走る!!"だけです。

まずは北上して金沢市まで出て、ここからはしばらくバイパスを走って時間稼ぎ。加賀市まで来た辺りで、バイパスが終わるので今度はここから高速道路に。しかしこの高速道路も敦賀からは方角が変わってしまうので、敦賀I.Cで高速を降りて再び一般道へ。道は比較的空いていたのですが、ほとんどの区間で1車線しかありません。たまに遅い車が前に着くと、抜くに抜けなくてちょっとイライラしたり…。でも、そもそもこんなぎりぎりにならないように行動しなかった私が悪いんですけどねぇ。

そして、ようやく出石に到着したのは午後1時半。なんとか間に合ったという所ですかね。ここで、大学時代からの友人グループと合流。出石皿蕎麦を食べました。蕎麦を食ったら、他のみなさんはお帰りです。明日からも仕事があるので当たり前ですね。ふらふら遊んでいるのは私くらいだ(^^)。

みんなと別れて、さてどうするかと考えた所で、とりあえずすぐ近くの出石温泉に入って汗を流しました。そして、地図を見ると少し離れた所に無料のキャンプ場が載っていたので今晩の宿はここに決定。さっそくキャンプ場に向かって走り始めたのですが、途中から日が暮れて来ました。街灯も無い山道を上り、ようやく辿り着いたのは…単なる公園でした。一応キャンプが出来るように炊事設備などもあるのですが、とにかく明かりも無くて真っ暗なのには困ってしまいました。しばらく考えたのですが、ちょっとこれは恐いということでパス。

山を降りて、とりあえず休憩してどこに泊まるか考えようと近くの道の駅に向かいました。すると、そこには何とテントを張って泊り支度をしていたライダーが(^^)。しばらく彼と話しをしたのですが、今からキャンプ場を探すのもめんどうなので、隣にテントを張る事にしました。一人で道の駅に泊まるのはあんまり合法的じゃないし、暴走族とかのたまり場だったりする事もあるのでちょっと勇気がいるけど、二人だと安心ですからね(^^)。

本日の行動
富山県上平村→京都府加悦町
走行距離
423km
使用金額
5031円

9月21日

天候:雨

朝は7時頃に目がさめる。とりあえず道の駅の営業が始まる前にテントを畳みました(^^)。心配した雨は、起きたときは降ってなかったのですが、しばらくするとポツポツと。うーん、微妙な天気だ。念のために天気予報を聞いてみるとどうやらしばらくはぐずついた天候が続くみたいです。

こういう天気のとき、これまでは宿に入って一日うだうだしているというのがこれまでの私の行動パターンでした。今日もそうしようかとも思うのですが、そもそものツーリングに残された日数が実はそれほどありません。10月からの絡みもあって、よく走れてあと2、3日だとは考えていました。また、場所が良くない。今居る京都北部からだと、自宅まで3時間程で着いてしまいます(^^)。となると、急速に自宅の誘惑が強くなり…結局今日でツーリングを終える事にしました。本降りになってきた雨の中、カッパを着て国道176号を南下。

思い切ってとった半年の休暇。思い通りにはいかなかったけどれ、それでもいろんな所に行き、いろんなものを見た半年間でした。そのツーリングもいよいよ、あと数時間で終わり。そういった思いが走馬灯の様によぎって、感極まってくるかなぁと思ったのですが、私はあんまり感動しにくいたちなもので、なんともありませんでした(^^)。人間としては、ちょっと詰まらんか。

そんなこんなで自宅に到着したのは、まだ昼前でした。結構近いなぁ。フィルムが余っていたので一応自宅前で記念写真を撮って、本当にツーリングが終わりました。

本日の行動
京都府加悦町→兵庫県神戸市(自宅)
走行距離
125km
使用金額
937円

あおやぎのさいと2.0 ツーリングレポート