ミニレポート集 バイクのお引越し

時期:1999年4月 走行距離:564km 総費用:12518円

半年前の1998年の10月に東京に転勤になったのですが、バイクはずっと神戸の実家に置きっぱなしでした。まあ、仕事が忙しいとか、冬は寒くて乗るのがちょっといや(根性無くなったなー)なんてのが、まあ大きな理由ですか。毎日毎日バイクに乗っていて、少し飽きたというのもあるかもしれません(^^)。

ですが、季節も良くなってきた事だし、いつまでも埃をかぶらせていてももったいないということで、人とその他の荷物に遅れること約半年。いよいよバイクもお引越しをする事にしました。まずは、週末を利用して神戸に帰省。せっかく帰ったという事で、地元の知り合いに会ったりしていました。

そして、日曜の昼には出発する予定だったのですが、前日遊びすぎた(^^)らしくお昼寝。起きたらすっかり夜です。一瞬バイクで帰るのを諦めて新幹線にしようかと思ったけど、やっぱりバイクで帰る事に。

そして、家を出発できたのはようやく夜の9時。とにかく今回は時間と疲労回避優先ということで、贅沢に高速道路を使います。家からすぐの阪神高速道路、魚崎I.Cから乗って、そのまま名神高速道路、西宮I.Cへ。今回は、この名神高速道路の終点から東名高速道路の起点東京まで一気走りの予定です。順調に走って、まずは大津S.Aで休憩。実は、可倒式のミラーのボルトが緩んでしまっていたので、ここで絞めようと思ったのですが、車載工具が合わなくて諦め。仕方なく、左のミラーは事実上使えない状態で走る事になってしまいました。大津では、少し休憩しただけで出発するつもりだったのですが、サービスエリアで他の客が食べているラーメンがおいしそうに見えたのでつい食べてしまいました。 おいしそうに思えたのは錯覚だったのですが(^^)。

ここからも順調に走って、多賀、養老のS.Aはパスして上郷S.Aで次の休憩。ここではほんとに一息ついただけで出発です。そして、いよいよ東海地方。静岡県に入ってきました。 日本一周が途中で途絶えたため、バイクで静岡県に入るのは初めてですが、高速道路で通り過ぎているだけじゃ駄目ですよね。いつかちゃんとツーリングに来ましょう。そして時間は午前3時を過ぎてきた頃、とうとう猛烈な睡魔が襲ってきました。いくら昼寝をたっぷりしたとはいえ、不眠で走り続けるのはちょっときつかったようです。結局、富士川S.Aに入り、レストランのソファーで気を失うように仮眠。

はっ、と気が付いて起きてみると外が明るい。実は今日、月曜日は休みを取っているわけではないので、通常通り会社に行かなければいけないのです。やばいー、と思って時計を見てみるとまだ5時半でした。東京までは約150kmを残すのみになっていますから、これから順調に走れば間に合うでしょう。

富士川S.Aを出てからは、休憩も取らずにひたすら走り続け。あと少しとなると、人間元気が出てくるものですね。終点の東京I.Cの手前で数km渋滞がありましたが、それを超えて首都高速に入ると渋滞も解消。渋谷I.Cで首都高速を降りて、一般道へ。もちろん、これまでに東京都内をバイクで走った事はありませんから、道なんて全然分かりません。地図を片手に、無事に江戸川橋に帰ってきたのは、朝の8時半。始業の1時間前でした(^^)。 でも、会社の近くの寮に住んでいるから、遅刻はしませんでした。