はみ出し小話 メンテナンス

2003/2/14作成

バイクを趣味とする人。なかでもロングツーリングに出かける人は、メンテナンスのほぼ全てを自分でやってしまうという人が多いですよね。まあ、誰も居ない場所でトラブルにあった場合、自分で修理するしかありませんから、それも当たり前だと思います。かの賀曽利隆氏は海外ツーリングに出かける前に1年間バイク屋で修行したと言いますし。

ところが。実はわたしは自分でバイクのメンテナンスが出来ない人です。やってやれない事はありませんが、普段からやりなれていないのでうまくありませんし、メンテナンスマニュアルがないとどこをいじっていいかほとんど分かりません。ロングツーリングをする人間としてはちょっと問題かもしれませんが、わたしはまあこれはこれでいいか、と思ってます。

最初はわたしも自分で出来るだけメンテナンスを出来るようになろうと思っていました。実際、最初のバイクであるKDX125SRに乗っている時は自分でメンテナンスしていました。しかし、そこでも書いた通り中古だった事もあり、あまりにもよく問題が起こり、バイクに乗るのが趣味のはずなのに、ほとんどメンテナンスしてばっかりという日が続いてとうとうキレてしまいました。もうメンテナンスするのはいやだ、金で解決する、と。中古はイヤだから、買うときは新車を買おう、と。

そうして次に購入したTT250Rはもちろん新車で購入しましたし、メンテナンスはオイル交換まで含めて全部ショップでやってもらいました。おかげでわたしは走ることに専念できるようになり、とても充実しています。

トラブルがあった場合、自分で対処できませんからツーリングのルート選択も変わってきます。1日掛かっても誰も通らないようなルートは当然選択できません。最悪、バイクを捨てればなんとかなる、通りかかった誰かに助けてもらえるルートになります。バイクに負荷を掛けない為、走るのものんびりペースになります。これはわたし自身にも負荷を掛けないためでもあるんですが。そしてメンテナンスに掛けるお金はけちらない。もちろん、本当に万一の時は自分で何とか出来るように、最低限の修理工具は携行していますが、幸いにしてこれまで大きなトラブルにあったことはなく、工具はほとんどお守りと化してます(^^)。