はみ出し小話 あれから2年

2003/8/21作成

早いものでオーストラリアツーリングから帰ってきてもう2年も経過してしまいました。という事はすなわち大恩人が亡くなって2年経ったという事でもあるのですが、それは8月13日の日記(すいません。この日記はもう公開していません)で振り返っているのでおいといて、こっちはバイクの話を。

実はこの2年の間、なんと私は1回もバイクに乗っていません。愛車のTT-Rはスクラップになってしまって、今は乗るバイクもありません。当分、海外ツーリングに行くような予定もありません。一般的にはこれを「バイクから降りた」と呼び慣わすように思いますが、実は自分自身ではバイクを降りた積りは全くなかったりします。以前から毎日バイクに乗るような生活ではなく、乗るのはロングツーリング中心でした。元々が、バイクに長期間乗らない事が普通な生活を送っていたわけです。2年くらい、自分にとっては大した空白期間ではないだろうと感じています。

とはいえ体は正直ですから、2年のブランクがあればバイクに乗ってもしばらくは思い出すのが大変でしょうし、34才にもなればそろそろキャンプ生活も辛くはなっているかもしれません。普段の生活で特別贅沢をしている積りはありませんが、年齢相応の生活をしている中では、20代の頃のようなツーリング中の貧乏生活が出来るかと問い詰められると、ちょっと自信がなかったりもします。

まあでもいいじゃないですか。以前と同じ事が出来なくなったのなら、今度は違う方法でバイクと付き合う積りです。バイクとの付き合い方は人それぞれだし、同じ人でも年とともに付き合い方は変わっていく事でしょう。大事なことは自分がバイク乗りである事を忘れないことではないでしょうか。それさえ忘れなければ、たとえ普段はバイクに乗ってなかったとしても、常にこっち側の人間で居られるのではないかと思います。