役員報酬をいくらにするか

2009/11/30作成

期が変わるときにいつも思うのが役員報酬をいくらにするかってことですね。この「会社から給料が支払われる」ってのも、個人事業と会社との大きく違うポイント。

なんで期が変わるときに考えるかっていうと、今の会社法のもとでは基本的に期が変わるときしか役員報酬は変えれないから。いや、変えるだけならいくらでも変えていいんだけど損金としては認められないから実質的に意味が無いってこと。

ということで役員報酬をいくらにするか。基準は、ぶっちゃけたことを言いますと「出来るだけ税金を払いたくない」わけですから、出来るだけ節税できる辺りに設定したいわけです。しかし、これが言うが易し行うが難し。なんでかっていうと、1年後の期の終わりまでの売上を正確に予測しなきゃいけないわけなんですね。

売上予測をある程度決めて、それに基づいて役員報酬を決めたとします。んで1年後。売上が予測よりも多かった場合、利益がいっぱいでてしまって法人税がたんまり取られます。逆に売上が予測よりも少なかった場合、役員の所得税と社会保険が本来よりもたくさん払わなければなりません。

ということで、いくらくらいがいいかなぁというのがいつも悩ましいところなわけです。