distributed.netな日々:2018年1月

2018年1月16日:【RC5-72】5000万ブロック解析

少し前のことになるのですが、1月8日にFinal Tear ZチームのRC5-72解析済みブロックが5000万を超えました。その時点での世界順位は70位です。

4000万ブロックがいつだったのかは記録をしてなかったようでわからないのですが、その前の3000万ブロック突破は2015年11月26日だったようです。2000万ブロックの処理に約2年1か月かかったわけですね。2000万から3000万には1年10か月かかったようですので、解析速度は随分とアップしています。3000万ブロック時点での世界順位は77位だったそうなので、順位も随分とアップしましたね。

ちなみにRC5-72プロジェクト全体では、昨日時点で54,610,187,851ブロックが処理済みです。ええと546億ブロックでいいのかな。普段見慣れない桁なんで(^^)。全体からするとFinal Tear Zの貢献もわずかですねぇ。占有率は0.09%。ひえーー。世界は広い。大きい。それでもRC5-72の全体のブロックに対しては4.967%という進捗率なのですから、RC5-72がいかに巨大な敵なのかということですね。プロジェクト開始からは5,522日経過しているわけですから、単純に言うと全部ロックの解析が完了するまで300年掛かる見込みというわけです。もちろんRC5-72ですから、明日突然正解鍵が見つかってプロジェクト終了になるかもしれませんが。

ともかく、気長にいきましょう。気長に。Let's cracking! Moo!!

2018年1月17日:distributed.net staff blogの新年挨拶

これまた少し前のことになりますが、distributed.net staff blogに「New Year 2018」と題して新年の挨拶が掲載されていました。

挨拶の前半はOGR-28とRC5-72のプロジェクト状況についてですが、後半はクライアントについて少し進捗報告がありますね。GPUクライアントはバッファサイズを調整してパフォーマンスアップした版が近々提供されるようです。また、RC5-72のARM64コアが5倍も高速化したそうです。Raspberry Pi 3などを使って低消費電力ファームを構築するのも面白そうです。また、メガフラッシュについての注意書きもありましたので、そちらも一読の必要がありそうですね。

ともあれ、21年目(!)を迎えたdistributed.netプロジェクトは今年も元気にやっていきそうです。