distributed.netな日々:2013年7月

2013年7月3日:【OGR-27】「ちびすた、でかすた」2013年第2四半期

2013年の第2四半期が終わりましたので、例によって「ちびすた」「でかすた」の集計です。

この3ヶ月に解析したスタブは9678個。節電縮退運転しているので、やっぱり減ってますねぇ。仕方ないけど。んで、「ちびすた」「でかすた」は

でした。またしても記録更新はならず。残念。つぎこそはいいツモを?

2013年7月7日:【RC5-72】1700万ブロック解析

本日、FinalTearZチームはRC5-72の解析済みブロックで1700万ブロックを達成しました。わー。やんややんや。

ちなみに順位は95位です。すごーい。

2013年7月28日:Android版BOINCクライアント登場

Androidの空き時間で科学に貢献──「BOINC」の公式アプリが登場

なんと、BOINCのAndroid版クライアントが登場しました。つまり、スマフォやタブレットでも分散コンピューティングに参加できるようになったわけですね。

実際のところ、スマフォやタブレットの性能進化は激烈ですので、価格性能比はともかく電力性能比あたりを考えると、下手にPCやサーバで分散コンピューティングクライアントを動作させているのよりも効率的かもしれません。単なる想像ですが。

さて、我らがdistributed.netはどうするのでしょうね。過去に「Androidでdnetc」で紹介しましたとおり、開発予定はないそうです。ARMのパフォーマンスがたいしたことがないからと言われてしまうと、まあそうなんでしょうけれど。でもAndroidスマフォを数十台ずらっと並べたdnetファームを構築するとか、ちょっと夢がありそうな気がしないでもないんですが、そんなことはないですかね。

2013年7月28日:OGR-28は行われるのか

OGR-27の進捗率は今日の時点で87.07%。2013年中に完了するかどうかは微妙なところですが、2014年には終わるのまず間違いないでしょう。4年以上掛かっているプロジェクトが終了するのは感慨深いものはあるのですが、気になるのはその次の話です。次といえば、当然OGR-28ですね。やるのでしょうか、やらないのでしょうか。

参考になるのは、過去のMLでのRoman Trunovさんのこの発言です。OGR-28をやるともやらないとも言ってはいないのですが、非常に参考になるのは

の2点です。1点目は朗報というか、既にそこまで準備していたんだということで感服でございます。これなら、走らせっぱなしにしていて当人が忘れていても、クライアントは自動的にプロジェクトを切り替えて実行できますね。プロジェクトをOGR-27に固定に設定していたら無理ではありますが。

2点目はなかなか興味深い話です。実際のところはどうだったのか、ちょっと調べてみました。

が、これではサンプルが少なすぎて傾向も何もあったものでもないですね。ちなみにOGR-26が極端に早くなっているのはクライアントの計算部分が修正されて性能が上がったからです。OGR-25よりOGR-26の方が探索が容易であるということではありません。

ともあれ、OGR-27の完了が近づいてきたわけですから、その次がどうなるか、そろそろ発表があってもおかしくないですね。ということで期待大で待ってます。