続編のほうがヒットしたマンガ

2025/7/16作成

GTOは湘南純愛組!という4500万部突破の鬼ヒット漫画の続編で、社会現象になって5000万部の大ヒットだが、続編のほうが名前が売れてヒットしてる作品ってこれ以外にありますか?→続々と集まる

「湘南純愛組!」がヒットしたのに、その続編である「GTO」がさらにヒットして前編がかすんでしまっていると。なるほどなるほど。

そういう作品たくさんありそうな気がしたんですが、実際にはなかなかみつからない。該当すると思えるのは「燃えよペンシリーズ」->「アオイホノオ」ですかねぇ。「燃えよペンシリーズ」は「燃えよペン」「吼えろペン」「新・吼えろペン」「吼えろペンRRR」とシリーズ展開して、全部合わせてコミックスは26巻。これだけ出ていれば十分ヒットしたと言えるでしょう。一方続編というか前日譚である「アオイホノオ」はまだ連載中で、現在までにコミックスは31巻。さらにドラマ化されたり、小学館漫画賞を受賞したりしていますので、こちらの方がヒットしていると言えるのではないかと思います。

以下、これはどうかなと思いついたけど、やっぱり違うものをケースごとに挙げていきます。

まず続編なのか一連のシリーズなのかの区別が難しい点。まとめでも「刃牙」は一連のシリーズではないかと言われていますしね。まとめに「ジョジョ」の第3部が挙がってますが、ジョジョを一連のシリーズとすると該当しないことになりそうです。

続編なのかスピンオフなのかも区別が難しそうな気がします。主人公が同じなら続編、前作の脇役が主人公になったらスピンオフという定義でよいかもしれませんが。まとめではスピンオフである「クニミツの政」がOKになっているので、それであれば「NATURAL」->「花よりも花の如く」は該当しそうに思います。

まとめのコメントに「HARELUYA」->「BØY」があがっていますが、「HARELUYA」は人気が出ずに打ち切りになっていますので、前作もヒットの条件は満たしていないと思います。同様の例は「東京トイボックス」->「大東京トイボックス」もありますね。「ちひろ」->「ちひろさん」もこのケースかなと思ったんですが、「ちひろ」って打ち切りになったわけではなさそうなので違うかもしれません。

「怪盗紳士ルパン」->「ルパン三世」というのも思いつきましたが、これを続編というのはさすがに無理がありますね。何といえばいいんだろう。これもインスパイアでいいのかな。社会現象と言えるまでのヒットという条件には十分合致するんですけどね。

まとめに「宇宙海賊キャプテンハーロック」->「銀河鉄道999」が挙がっていますが、これは続編とは言わない気がします。作品世界を共有する作品群であって、「銀河鉄道999」にハーロックが登場しても、それは続編だからではなく、同じ世界の住人だからですよね。ゲストとして登場しているにすぎない。同じくまとめに挙がっている「まじっく快斗」->「名探偵コナン」では、怪盗キッドはゲストどころではない存在感ですが、だからといって「名探偵コナン」が「まじっく快斗」の続編というのは無理があるかと。

最後にちょっと気になった点。大抵の続編はジャンルは変わらないんですが、冒頭の「湘南純愛組!」->「GTO」はヤンキー漫画から学園漫画に変わってるんですよね。これも特異なケースだなと思います。同様の例はあまり思いつかない。