およげ!たいやきくんの話

2024/3/10作成

「およげ!たいやきくん」という曲があります。歌唱は子門正人さん、発表は1975年です。約50年前ですね。「ひらけ!ポンキッキ」という幼児向け番組で制作された曲です。古い曲ですが、今でもたい焼きの屋台では定番でかかっていますから、耳にしたことがある人は多いんじゃないでしょうか。

この曲、アラフィフの私にとっては実はジャスト世代なんですね。曲が発表されたときがまさしく番組ターゲット年齢(と書くと正確な年齢がほぼ分かってしまうな)。もちろん毎日「ひらけ!ポンキッキ」見てましたし、「およげ!たいやきくん」も聞いてました。生まれて初めて買ってもらったレコードもこの曲です。そういう意味で、私にとってはソウルソングなんですね。そんじょそこらの「およげ!たいやきくん」好きとはレベルが違うぞと。まあ、私と同年代の人はみんなそうなんですけれども。

話は変わって、私はカラオケが趣味です。どんな世界にも上には上がいるので人に自慢できるほどのカラオケ好きとまでは言いませんが、とりあえず個人開発でカラオケ(仮)なんてサービスを作ってしまう程度にはカラオケが好きです。

カラオケが好きですから、当然カラオケにもしょっちゅう行きますし歌いもします。しかし、世の中の真理として好きだから上手いとは限らない。

下手でも楽しければいいじゃないかという話もありますし、実際楽しく歌ってはいるのですが、それでも下手より上手い方がいいよなぁという思いはあり、なんとか歌が上手くならないかと考えました。そこで思いついたのが、とにかく1曲得意な曲を作ろうということ。

それからいくつかの曲を自分の十八番候補に練習してたのですが、最終的にいきついたのがこの「およげ!たいやきくん」です。理由は二つ。一つは上述の通り、私にとってソウルソングであること。もう一つはこの曲が比較的平易であること。曲の作り自体は基本的に童謡ですからね。子供でも歌えるように作られている。曲の良しあしは曲の技巧とは別に関係ないですよねぇという話ですが、練習曲としては簡単な方がありがたい。

ということで「およげ!たいやきくん」をカラオケに行くたびに歌い続けること早数年。採点ではそれなりにいい点数が出るようにはなりました。なお、全体としてカラオケが上手くなったかというとそれは...。確かめるために一緒にカラオケ行ってみます?