地方出身者は家族旅行しにくいのかも

2023/10/17作成

子供と話をしてて、「うちは家族旅行したことないよね」って言われて衝撃を受けました。ええー。さんざん家族旅行に行ったと思ってたのになんでやねんと。不思議に思ってよくよく話を聞いてみると、子供の中では帰省は家族旅行に含まれてなかったんですね。そうだったのか。それは考えたことがなかったな。これっ地方出身者の家庭ではわりと一般化できる話かもしれないと思いましたのでちょっと書き出してみます。

我が家は現在は東京に住んでいますが、夫婦ともに出身は地方です。伏せることもないので書くと、関西地方ですね。同郷ってわけではなくて、エリアとしてはだいぶ離れているのですが。実家はともに関西で、親(子供にとっては祖父母)も関西に居住しています。

こういう環境だと、夏休みや年末年始などの長期休みになると、帰省するということになります。子供に祖父母や親せきに会わせてやりたいですし、祖父母も孫の顔を見ると喜ぶわけですし。そして、東京から関西への帰省となると日帰りというわけにもいきませんから宿泊費がかかりますし、往復の交通費も結構な金額になります。長期休みなら家族旅行も検討にはいるのですが、帰省するとそれだけで予算もスケジュールもいっぱいになって、帰省とは別に家族旅行に行く余裕はありません。結果、家族旅行兼用の帰省という認識でいました。でも子供にとってはこれはあくまでも帰省で、家族旅行とは別の認識だったんですね。その認識があってなかったと。

もちろん今回の休みは帰省はやめてどっか家族旅行に行こうかと考えたことがないわけではありません。でも孫の顔を見せると両親は喜ぶし、そもそも両親もいつまでも元気とは限りません。毎月帰省してるなら今月は帰省無しで家族旅行でもいいかもしれないけど、年に1回か2回しか帰省しないなら、その機会を飛ばしてしまうのはなかなか心苦しいなぁという思いで、結局帰省を選択していました。その結果として、帰省以外で家族旅行をしたことがあるかというと、確かにないなぁということになってしまっていました。

子供とは、帰省も家族旅行の一環のつもりだったんだよという話をしましたし、また毎回実家に帰っていたわけではなく、親戚一同で旅行に行ったということもありましたので、その辺を説明して子供には理解してもらってます。ただ、これって地方出身者というか実家が遠方にある家庭においては発生しやすい問題じゃないかなぁという気がしたのでメモです。