時間が出来たらやろうとするのはよくない話

2023/6/28作成

ほとんどタイトルのままって感じの話ですが、蛇足と思いつつ一応書きますか。

例えば仕事である案件を進めてて、いろいろ調べてるなかで既存の問題点を見つけたりしますよね。あるあるだと思うんですが。しかし、今は案件をやっているのであって、見つけた問題点を修正してるわけではない。なので、問題点の修正はタスクとして積んでおいて、あとで時間が出来たら対応しましょうってなりますよね。とてもあるあるだと思います。でも、これって良くないよなって話です。

良くない点はいくつかあるんですが、一つは時間が出来ることは永遠にないこと。新しい案件は次々発生しますので、暇でしょうがないなんてことは未来永劫発生しません。似たような問題で、人手不足が解消したらってのもありません。人手は永遠に不足したままです。ともあれ、時間が出来ることはありませんから、積まれたタスクは永遠に消化されないまま残されてしまいます。

たまーに、奇跡的に時間が出来ることがないわけではありません。案件は相変わらずたくさんあって忙しいんだけど、偉い人の確認待ちになっていたりして、ぽっかりと今日やることがなくなることってあったりするんですよね。そのようなときこそ積んでおいたタスクの消化チャンスなんですが、そう簡単にはいきません。まず、タスクの内容を思い出すことから始めないといけません。問題点に気がついたときには明瞭だったことですが、それから時間が経っているから詳細までは覚えてないんですよね。どう対応したらいいかも、当時は考えていたけれど、今はそこまで覚えていないから改めて考えないといけない。また、時間が経って状況が変わっていることから、当時なら対応できた方法が今では通用しなくなっているなんてこともあります。つまりどういうことかというと、時間が経ってしまうと対処にかかるコストが増大してしまうってことなんですね。その場で対処してたらすぐに解決してたはずなんだけど、後回しにしたことによって手間がかかるようになっている。これが後回しにすることの第2の問題点かなと思います。

ということで、軽微な問題点については少し手を止めてその場で対処してしまうのがいいんじゃないかなというのが今のところの私の結論です。これってGTDでも似たような考え方があって、列挙したタスクのうち2分以内に完了するモノは今すぐやりなさいってあるんですよね。そういう細かいタスクの場合、タスクとして積んで管理する方が手間がかかるということなんだろうと理解しています。