マイナンバーについて私的まとめ

2022/7/27作成

マイナンバーについて、あんまり興味なかったので半ば無視してたんですが、そうも言ってられないよなぁということで少し調べてみた自分向けのまとめです。これでマイナンバーについての全てを網羅しているわけではありません。また、今後更に制度は変わっていくでしょうから、あくまでも現時点での話になります。

まずマイナンバーとは。正式には個人番号というそうで、マイナンバーは通称だそうです。確定申告書とかには個人番号欄があって、最初何を書いたらいいかわかんなくて困りましたね。通称が普及しすぎるのも考え物ですね、ってのは余談として。

マイナンバーが発行されるのは住民登録がある人に対して。これまで知らなかったんですが、住民登録していれば外国人にもマイナンバー発行されるんですね。そりゃま行政サービスの対象になるから、マイナンバーは必要か。逆に、日本国籍を持っていても一度も住民登録したことのない人はマイナンバーが無いそうです。海外で日本人の子として産まれた方とかですね。

マイナンバーを発行するのは市区町村ですが、転居してもマイナンバーは変わりません。この点はいいですね。今までの日本の行政システムだと、転居すると全てがやり直しになるってのが多かったですから。

次にマイナンバーカード。マイナンバーは本人が希望するかしないかに関わらず強制的に付与されていますが、マインバーカードは現時点では希望者のみに発行されています。身分証明書としても使えると言いますが、まあそれを身分証明として扱うかどうかは事業者によって異なるんですけどね。レンタルビデオ屋の会員になるのにマイナンバーカードも使えるそうですが、マイナンバーを控えるのはダメだそうです。運転免許証の場合は、大抵コピーを取られて運転免許番号を控えられるんですけどね。昭和の時代には運転免許証の普及率が高かったために全国共通の身分証明書として機能していましたが、令和の今では若者は運転免許取りませんし、高齢者は免許を返納していますから、普及率はだいぶ下がってるでしょうね。免許返納した場合は運転経歴証明書が発行されて身分証明書として使えるそうですけれども。ともあれ、手軽に誰もが使える身分証明書があるというのは便利なことだと思います。

マイナンバーカードには有効期限があります。期限が切れたら使えなくなるので更新しなければならないのは不便ですね。運転免許も更新があるので、その点では変わらないのですが。マイナンバーカードの有効期限は10年なのですが、ややこしいのは電子証明書の有効期限は5年であること。5年過ぎるとマイナンバーカードは見せるカードとしてしか使えなくなってしまうんですね。実質5年おきに更新手続きが必要ということです。このあたり、ネットを検索しても5年経過した人が少ないからか、あんまり情報がない感じで具体的にどういう手続きが必要なのかとかよくわからないんですよねぇ。まあ、過渡期ということで。

マイナンバーカードがあれば何ができるか。よく宣伝されているのが、コンビニで住民票などが取れること。うーん、それって果たして便利なのかなぁ。これまでは住民票は平日昼間に役所に行かないと取れなかったので、平日働いている人にとっては不便なものでした。24時間いつでもコンビニで取れるというのは便利にはなっているでしょう。でも、住民票が必要な機会ってのもそんなに多くないですよね。私の場合は数年に一度くらいです。その数年に一度の利便性のためにマイナンバーカードを作る手間を掛けるかって言うと微妙ですよね。マイナンバーカードを発行するん為には、やっぱり平日昼間に役所に行かないといけないわけで。しょっちゅう住民票が必要になるひと(どういうケースだ?)には便利だろうとは思います。

最近になって、マイナンバーカードに健康保険証機能をくっつけることが出来るようになりました。マイナンバーカードと健康保険証を2枚持ち歩かなくても、マイナンバーカード1枚で済みます。って言っても、これまでマインナンバーカードを持ってなかった人にとっては差し引きゼロですよねぇ。しかも現状全医療機関でマイナンバーカード保険証が使えるわけではないので、結局保険証も持ち歩かないといけないわけで。これまた過渡期の問題と言ってしまえばそれまでですが、逆に言えば現時点でマイナンバーカードに切り替えるメリットも少ないと言えそうです。

マイナンバーカードを使うと、e-Taxで確定申告が出来ます。ただこれも現状パスワードでもe-Tax使えますので、マイナンバーカードならではのメリットとは言えないですかね。

マイナポータルというサイトが整備されています。こちらで様々な手続きや情報閲覧ができるそうです。具体的には、公金受取口座の管理、医療費の確認、年金手続きなどなど。この辺はまあ便利と言えば便利ですね。今後更に機能追加されて利便性はあがっていくでしょうから期待したいところです。

公金受取口座の登録はいいですね。確定申告書に毎回還付金受取口座を記入しないといけないのも面倒ですし、他にも何かと公金受取の機会はあるものです。都度都度キャッシュカードを引っ張り出してきて口座番号を記入してるのは、いい加減アホらしいと思っていたところでした。

個人的にいいなと思ったのが、マイナポータルで把握した医療費などの情報を確定申告に自動反映出来ること。まあ、そういうことが出来るようにマイナンバーが導入されたわけなんですが、実際に出来るようになると便利そうな気がします。毎年確定申告の時に医療費の集計を行ってる身としては。