なぜと聞いてはいけない

2022/2/6作成

子育てしてて、子供に対して「なんでそんなことをしたんだ」って言ってしまう事ってありますよね。一般論としてもですが、私自身この台詞を何度繰り返したか数え切れないくらいです。

これ文脈としては、とんでもないことをやらかした子供に対して、なぜそのようなことをしたのか理由を聞いているわけですね。言葉だけを捉えると、理由から対策を検討しましょうという流れに見えますが、実際にはそうではありません。子供がもしも理由を説明しだしたら「言い訳するな」と叱ること請け合いです。これは子育ての現場だけではなくて、職場で上司と部下の間でもしょっちゅう見かける光景ですね。

だから「なぜ?」って聞いてはいけないと私は思うんですよ。だって、聞いてる方はただ叱りたくて叱ってるのであって、理由を知りたいわけではないから。理由を知りたいわけでもないのに、理由を聞くのって間違ってますよね。ただ叱りたいのなら「そんなことをするな」って叱ればいいだけのことだと思います。むしろ、理由を知りたいわけでもないのに「なぜ?」って聞いてしまう理由ですね。これなんででしょうね。自分でも多用してしまう言葉だけど、なぜそう言ってしまうのか、自分でもよくわかりません。

なお、当たり前のことですが、本当に理由を知りたい場合には「なぜ?」って聞いてもいいです。理由を知って、対策を考えましょうというのは非常に前向きな対応だと思いますので、そうできる場合には是非やるといいと思います。