不人気者で行こう

2021/9/11作成

私はこのサイトであったり Qiita であったり同人誌であったりと、あちこちで文章を書いて発表しています。ですが、現時点ではほぼ読者は居なくて、せっかく書いた文章もほとんど誰にも読まれていません。読まれていませんと言い切っちゃうと、ごく少数の読者の方に失礼になってしまうのですが、まあ現実にはそうなんですよ。せいぜい数人から十数人程度にしか読まれてないんです。

一方、世の中にはたくさんの読者というかファンを抱える人もいます。芸能人とかだけではなく、一般の素人なんだけど、SNSでフォロワーが何千人何万人と居て、その発信が多くの人に読まれるという方もいらっしゃいます。正直それらが羨ましいなぁと思うことがないわけではありません。というか、正直言って積極的に羨ましい。

でも一方でこうした人気者の方々が本当に羨ましいかというと、そうでもないのかもしれないと思ったりもします。時々Twitterでバズったツイートを見かけますが、その方の直後のツイートを見ると「フォロワーがとても増えましたが、普段は全然別の内容をツイートしてますので期待しないでください」というような予防線を張っていることが多いです。こういう予防線が張られるということは、すなわちそれだけバズったツイートと同じようなツイートを期待する人が多いということでもありますね。しかし、希少なヒットであるからこそバズったわけで、それと同じようなバズりツイートの連発を期待されても、一般人にそう簡単に出来るものでもありません。

大半の人はこうして予防線を張って大人しくしておいてブームが過ぎ去るのを待つわけですが、ちょっとしたボタンの掛け違えでそうならない人も居ます。期待に応えようと無理してバズりを狙いにいってしまう。ある意味真面目でサービス精神旺盛な人なのかもしれませんね。迷惑系YouTuberの人たちがどんどん迷惑行為をエスカレートさせていくのも、こういった構造があるのかもしれませんね。ファンの人たちの期待に応えたい、期待に応えられなくてファンの人たちが離れていくのが怖いって。

そう考えると、むしろ人気なんて出ない方がいいのかもしれませんとも思ってしまいます。他の人がどういう動機で発信を行っているのかはわかりませんが、私の場合は書きたいことがあるから書いています。それを読んでもらいたいという欲求はありますが、あくまでも2番目3番目です。1番大切なのは自分が書きたいことを書く。であれば、人気が出ないことで、自分が書きたいことを書きたいように、自分のペースで発信できるというのはむしろ理想かもしれないですね。

というようなことを思ったので吐き出してみました。ええ、単なる負け犬の遠吠えなんですけれど(^^)。