プログラマ35歳定年説の仮説

2019/11/21作成

プログラマ35歳定年説というものがあります。 アラフィフの私が学生の頃には聞いたことがありましたし、おそらくもっと前から存在していたのではないかと思います。 つまり数十年に渡って言われ続けてきたってことですね。

プログラマが現役でプログラムを書いていられるのは35歳くらいまでで、それ以降は出来なくなるという俗説です。 定年というけれどそんな制度があるわけではなく、でも現実には多くのプログラマが35歳程度で職種を変えていくということです。

35歳で定年となる理由もいくつも言われていますが、その一つが日進月歩のIT業界では、新しい知識を学び続けなければならないのに対して、35歳を超えるころには頭が固くなって学ぶことができないというものがあります。

歳とともに頭が固くなる傾向はありますが、人にもよりますよね。 また、日進月歩のIT業界といえども、今日のスキルが明日には通用しなくなるほどの変化の激しさでもありません。 今日のスキルは大抵の場合は明日も通用します。

そこでふと思いついた理由の仮説に一つが今回のネタです。 例によって前置きが長いですね。

その仮説とは、技術トレンドがだいたい10年周期であることかなということです。 IT業界も広いですから、何十年も同じ技術で通用してる業界もあるでしょうし、10年どころか5年や3年で従来の技術が陳腐化してるような業界もあるでしょうけれども。 とりあえず私が今まで実際に経験してきた技術トレンドで説明しますと、

といった感じです。

標準的なキャリアパスを考えると、学校を卒業して就職するのが20歳前後。 研修を受けて実務をこなし、3年から5年で一通りのスキルを身に着けたとします。 そのスキルが第一線で通用するのが10年くらいかなと。 つまりそのときが35歳前後。 その後は技術トレンドが変化しますので、新たに学びなおさないといけません。 そこで学び続けることが出来る人は、現役でプログラマを続けられるでしょう。 学べない、もしくは学ぶのがいやだって人は、管理職に進んだり、違う職種に移ったりする。

というようなことではないかなぁと思ったので吐き出してみました。