スタートアップでインターンすることの意味

2015/3/8作成

「某R社を5日でクビになった話」(http://codeio.hateblo.jp/entry/2015/03/07/003348)

一方からの言い分だけではどこまで本当か分からないし、そもそも新規ブログだから釣りの可能性もありますが。なので、ここに書いてあることが実際にあったとしての一般論として、これは会社側が9割は悪いように思います。

ま、そもそもバイトでも正社員でもなくてインターン=職業体験ですからね。これじゃ受け入れ側は無給バイトとしてしか扱ってないですよね。その点でもう法律違反でしょというのが一点。

インターンでなくて有給バイトだったとしても問題なのは、この会社には新人教育もマネジメントの機能も備わってないこと。「自分で考えて行動できる人材!」とか言ってるスタートアップ経営者とかたくさん居ますけど、言い換えれば教育もマネジメントも出来ませんよと白状しているようなもの。更に言えば組織やチームですらなくて、単なる寄り集まりだったりもするかもしれない。

といっても、別にそれ自体が悪いわけではない。教育もマネジメントも実践するにはコストがかかるんで、それを省略することは経営判断としてアリです。問題は、そうした体制にも関わらずインターンを受け入れてしまっていること。

受け入れた側のBOSSも、内心では「社長が変な若造連れてきて面倒みてやれとか無茶を言うよ。こっちは自分の仕事で手一杯なんだから。適当に課題与えておとなしくしててくれよ。間違ってもこっちに質問とかしにくるんじゃないぞ。」と思っていたかもしれない。って、これも非常にあるあるな話ではあるんだけど。

もちろん中にはそんな環境でも自分で勝手に動いていろいろ吸収していく、非常に出来る学生さんもいるとは思いますが、そこまで有能な人はインターンなんてしてなくて自分で起業したりしてるんじゃないでしょうか。ということで、この手のスタートアップ(ですよね)がインターンを受け入れることは、ほぼ意味がないと言っていいんじゃないでしょうか。