地球温暖化とエコ

2009/12/18作成

観測結果として地球が温暖化しているのは事実ですが、その原因が温室効果ガスによるものかどうかはまだ分かってないはずです。だから、温暖化防止のために温室効果ガスの排出を削減しようというのは、科学的には正しくないと思ってます。ただ、政治的には正しいかもしれないし、また仮説の段階で対策をうつのも、将来それが正しいとわかるまで放置して手遅れになるよりかはいいかもしれないので、そういう意味では温室効果ガスの排出削減もいいかもしれない。

ただ、別の意味で温室効果ガスの排出を抑えるというか、エネルギーを節約するのは必要だと思う。それは、現代文明が有限の化石燃料に頼って成り立っているという問題があるから。化石燃料が尽きたら、一気に数百年時代を逆戻りした生活になってしまう。それは人類滅亡にも近しい問題になるでしょう。それに対して代替エネルギーの開発は行われているけれど、決定打は無い。原子力は廃棄物処理の問題があるし。

ということで、とりあえず自分の身の回りでも、出来る範囲でエコを心がけている次第です。

(2018/9/23追記)

今読み返してみると、いろいろ自分の認識不足なところがあったので、今更ながら追記とか。

まず地球全体の平均気温が上昇しているのは、これは観測されている事実ですね。日によって年によって変動はありますが、平均すると急速に温暖化が進んでいるのは確かです。

次に、二酸化炭素濃度が増えているのも、これも観測されている事実ですね。これまた急速に増えています。

では二酸化炭素によって温暖化が進行しているかというと、それは科学的にはまだはっきりしてなかったんじゃないかなという認識。二酸化炭素に温暖化効果があるのは確かですが、現在の二酸化炭素の増加が平均気温の上昇にどれくらい寄与しているかというのは、まだはっきりしてなかったような気がします。地球の大気モデルというのはそんな簡単に算出できるほど単純ではないですしね。なのでここは現時点では保留のままでもいいと思います。だからといって無関係とは限らないですし、推測としてある程度の影響を与えているのはほぼ間違いないだろうとは思われます。

近年異常気象が相次いでいるとか、極地の氷が溶けだしているとかは、これも温暖化の影響によるかというと、そこが完全に解明されているかどうかも保留だったような気がします。でもこれも無関係とも限りませんし、ある程度の関係があるのもほぼ間違いないでしょうけれど。

全体として、科学的な決定的な証拠はないけれども、二酸化炭素排出による地球温暖化が進行しているのは、ある程度事実であろうと判断して間違いないだろうかというところかと思われます。では、さて我々人類はどうしたらいいのか。

言うまでもないことですが、長い地球の歴史においては今よりももっと温暖だった時期もあります。恐竜が活躍した時代とかは特にそうですね。ただ、人類はその歴史のなかでそのような温暖化を経験したことがありません。人類の歴史は氷河期末期から間氷期という比較的寒冷な気候の中で培ったものですから。今後温暖化が進行するにしても、何百年何千年という長いスパンで緩やかに進行するなら、人類がそれに適応することも可能かもしれません。しかし、現在は地球の歴史上でも恐らくはなかったくらいの短期間に急速に温暖化が進行しています。その急速な環境変化に耐えられる生物種は少ないでしょうし、人類が耐えられるとも限らないというところですね。

温暖化の原因が二酸化炭素排出にあるかどうかはともかく、二酸化炭素がある程度の影響を与えているのは確かなので、とりあえず二酸化炭素排出を押さえようというのは非常に正しいことだと思います。それによって、本当に温暖化を抑えられるかどうかはわかりませんが、二酸化炭素排出を続けるよりは温暖化の進行を抑えられるのはほぼ間違いないでしょう。

今後、地球の温暖化が進行すると、長期的には植物天国になることが予想されます。陸地全体がジャングル化し、熱帯植物が多い茂るわけですね。まさに恐竜時代の光景です。大繁殖した植物は大いに光合成して二酸化炭素を取り込みますので、徐々に二酸化炭素濃度は下がるでしょう。植物によって固定された二酸化炭素は地中で化石化し、石油や石炭に変わります。そうして温暖化の時代は終了し、再び地球の気温は下がることが予想されます。あくまでも単純なモデルによる予想にしか過ぎませんが。ただ、こうした植物による二酸化炭素固定って何万年もかけて緩やかに行われるので、直近の数年数十年の温暖化対策には全くもって間に合ってません。人類が滅んだあとの遠い未来の地球の話ですね。

二酸化炭素排出はそれ自体も人類の生活環境を脅かす問題ですが、そもそもとして問題をはらんでいます。それは化石燃料が有限であるということ。そんなこと、何十年も前から繰り返し言われてることなんですが、未だにまともにその対応がなされておらず、化石燃料を燃やして現代文明は維持されているのですよね。

有限の化石燃料に依存していること、二酸化炭素排出により生活環境を破壊していることで、現代文明は持続可能性という点で問題を抱えているわけです。人類の登場以来、多数の文明が登場しながら、そのほとんどは持続性を維持できずに滅んでしまいました。どっかでかじった知識なので不確かな話ですが、古代ローマ文明は公衆浴場を沸かす薪を森林再生速度を越えて採りまくったために公衆浴場を維持できなくなって滅んだという話があるそうです。ま、あくまでも一つのネタとしてですが。極端なところでは、アステカ文明は国民を生け贄として殺しすぎた為に人口が維持できなくなって滅んだんだとか。まあ、これも一種のネタではありますが。

ほとんどの文明が持続性を維持できずに短期間で滅んでいるわけですが、一部には持続性を維持して長期間存続した文明もあったわけですよね。問題は、現代西欧文明がどっちであるかということ。ここで現代西欧文明が過去の文明と大きな違いがあるのは、現代西欧文明はほぼ地球全体をカバーする唯一単一の文明であること。過去の文明は局所的であり他にも多数の文明が地球上に併存していたため、一つや二つの文明が滅んでも地球全体では人類に対する影響は限定的でした。つまり文明自体に多様性があったわけですね。しかし、現代西欧文明にはその多様性が無い。もしも現代西欧文明が滅んだら、事実上人類は滅んでしまう。もう一つの問題は、現代西欧文明が地球環境に対する影響力が大きすぎること。現代西欧文明が滅んだとしても、それ自体は人類の自己責任ですが、地球環境を大きく変化させることによって、他の生物種も巻き添えで滅ぼしてしまう可能性もあるということ。といっても、地球という星がハビタブルゾーンにある限り、完全にありとあらゆる生命を滅ぼさない限り、いつかは生物は再繁栄することでしょう。いくら人類が地球環境を悪化させたところで、細菌一つに至るまで全てを死滅させるほど滅び尽くさせるというのは容易ではありませんので。でも、それでいいのかって話はありますけどね。


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