GTDことはじめ(その2)

2014/1/14作成

GTDをはじめてしばらく経つわけですが、ぶっちゃけまだまだ「GTDやってます」と言えるほど使えていません。うーん、なかなか難しいな。それでもまあ、少しずつ取り組んではいるので、とりあえず現況とかを書き記しておきます。

まずタスクですが、もう次から次へどんどん出てきます。棚卸しで全部出し尽くすなんてことは、少なくとも私には無理。頭の中がすっきりというのも多分無理。でも、出てきたタスクはテキストファイルに書き出すようにはしているので、これを続けていればおおよそのタスクは記録できるようにはなるかもしれません。

タスクの管理にはテキストファイルを使っているのですが、メモ用紙も併用しています。タスクを思いついたときに、とりあえず書き記すにはやはり紙の方が適しているように思います。タスクを複数同時に思い出すこともあって、そういうときは一つを書き出している間に残りのタスクを忘れてしまうなんてこともあるので、とにかく簡単に素早く記録できるというのは重要なような気がします。

あと、メモに書き出してすぐに実行出来るタスクのたぐいもあります。とにかくメモして実行すれば消し線を入れて終了です。だいたいメモ用紙は1日1枚使いますので、1日の終わりにメモ用紙に残っているものをテキストファイルに転記していくというような感じの運用になっています。

定期的なレビューですが、これも全然出来てません。毎週決まった時間に決まったことをするという習慣がこれまでにないので、なかなか出来てません。これは今後の課題ということで。ただ、レビューが全く出来てないかというとそういうわけではなくて、不定期にテキストファイル全体を眺めてタスクを追加したり消したりということは行っています。

タスク管理にテキストファイルを使っているのは、書き方の自由度があがるという点では比較的優れていると思います。一方で、履歴管理とか出来るわけではないので、終わったタスクを削除すればそれは記憶していない限り消えてなくなってしまいます。何度か、終わってないタスクを間違って消してしまったこともあったりもします。このあたりはタスク管理の専用ツールを使った方がいいだろうなぁという点ではあります。

タスク自体についての疑問も相変わらずあります。継続的なタスクはどうするのかという疑問は前回も書きました。ダイエットとかそういうものですね。こういった抽象的でオープンなタスクは、GTD的には具体的でクローズドなタスクに置き換えるわけですが、しかしダイエットというタスク自体を忘れても困ります。私はとりあえずポリシーという節を作ってそこに放り込んでいます。

あと、具体的でクローズドなタスクでも、継続的に発生するものがあります。毎日筋トレするとかそういうものです。コードで書くなら「翌日に筋トレというタスクを追加するというタスクを作成する」というタスクを定義することで解決できますが、処理するプロセッサである人間はこんな面倒なタスクはやりたくありません。ということで、これもポリシー節に「毎日筋トレする」というように記しています。

ここまであんまり明るい話が出来てなくてGTDを始めた意味がないような感じですが、そんなことはありません。変化というか効果は実際にはでています。具体的には、タスクの処理量があがったように感じることです。これまでもタスクはToDo.txtに記録していたわけですが、次に取り組むタスクをどれにするかを決めるときには、ToDo.txtの全ての眺めてから決めていました。タスクはたくさんありますので、全部眺めるのはそれだけでも結構時間がかかります。加えて、タスクはクローズドな状態で書かれているわけでもありませんし、優先度なども書かれていません。結果、どのタスクに取り組んでいいのか決められなくて時間を浪費してしまうことが多かったように思います。GTDを始めてからは、アクション節にあるタスクだけを見ればいいので、目を通すのは一瞬です。加えてここに分類してあるタスクは基本的にクローズドなものに定義してありますので、実際に着手するのも簡単です。ということで、タスク処理速度はあがっているようなので、実際に効果はあるなぁというように感じている今日この頃です。