「大学眼鏡研究所のメガネ大学」松原 英多

2007/3/12作成

装丁からしてかなりいい加減な本かなぁと想像してたんですが意外や意外、と言っては失礼ですがとても真面目な本。

残念なのは眼鏡そのものよりも眼鏡を掛ける原因である目と視力についての説明が中心になっていること。でも、それも正論が書いてあってためになる。近視も遠視も乱視も全部「目が疲れてます。休ませましょう」になっているのは、それはそうかもしれんけどもうちょっと何とか書きようがあるんじゃないのと思わなくはないけれど。

いいこと書いてるなと思ったのは「老眼ではなく労眼と言いましょう」というところ。確かに、仕組みとしても疲労によるものなわけだし。また、老の字を充てることによって「まだまだ老眼じゃない」と嫌われてかえって目を悪くするくらいなら、言葉を変えてイメージをよくしたほうがいいかもしれない。