2月28日

2012/2/28作成

削除依頼を2件削除対処。1件は版指定削除をしようとしたんだけど、最新版も対象になっているのをうっかりしていて失敗。最新版は版指定削除できないのだった。ということで特定版削除でやりなおしたんだけど、ここでもなぜかうっかりと復元する版を選択するのを間違えて、2回もやり直してしまった。うわーん。かなり凹んだ。しくしく。

せっかくなので版指定削除と特定版削除についてちょっと解説してみる。削除依頼に関わってる人以外では知らない人も結構いると思うので。

ウィキペディアのシステムであるMediaWikiでは、全ての編集履歴が保存されている。その履歴の内、問題のある版だけを削除する方法として版指定削除と特定版削除がある。なんで二種類あるかというと、まあ歴史的な理由があるのと、出来る事とライセンス上の扱いの違いがあるからといったところ。

作業手順的には、版指定削除の方が分かりやすい。履歴の内、問題のある版を単純に削除する。実はMediaWikiにおいては正確には削除処理というのは存在しなくて、閲覧できなくなるようにフラグを立てるだけの処理ではあるんだけど。でもまあ、一般の利用者からは閲覧できなくなるので、意味的には削除ということになるでしょう。

一方特定版削除の方はちょっとややこしくて、問題のある版だけを別の記事に移動してその記事を削除するという手順になる(実際にはもうちょっと複雑な手順だけど、意味的には大体こんな感じ)。特定版削除というか、履歴分断削除といった感じ。

以上が手順の違いだけど、出来る事に多少の違いがある。版指定削除では履歴のうち最新版を削除することが出来ない。だから最新版を削除しなければならない場合は特定版削除をすることになる。特定版削除はどの版でも削除は出来るんだけど、ライセンス上の問題で初版の削除は出来ない。なぜなら、ライセンスで履歴の継承を行うことになっているから。初版を削除してしまうと、初版にあった記述を以降の版が履歴継承していないことになってライセンス違反になってしまう。一方版指定削除では版の本文は閲覧できなくなるけど投稿者や投稿日時は閲覧できるので履歴は継承されているとみなされる。だから初版でも版指定削除は可能。

昔は特定版削除しかなかったので、初版に問題があった場合には記事自体を削除するしかなかったんだけど、今は版指定削除が出来るようになったので、初版に問題がある場合でも版指定削除で対処できるようになっている。

さっきも書いたけど特定版削除はきちんと行わないとライセンス違反の状態を生み出しやすい。具体的には、差し戻しが完全に行われている場合と、問題の版から最新版まで全て削除する場合。これ以外の場合は特定版削除を行うと基本的にライセンス違反になる。なので、削除依頼の議論では特定版削除で合意されていても、履歴の状態によっては管理者判断で版指定削除になることもある。まあ、作業内容的にも版指定削除の方が楽なので、どっちでもいいなら版指定削除を選択するということもあるんだけどね。


あおやぎのさいと2.0 新人うぃきめでぃあん日記