初代ツーリングパートナー KDX125SR

1998/5/3作成

出会い

私が中免(現在の普通二輪免許)を取得して初めて乗ったバイクは、KDX125SRでした。なぜKDXを選んだかというと、実はかなりいい加減な理由です。 要は他の選択肢はほとんど無かっただけという…。

当時まだ社会人1年生だった私には、新車でバイクを購入する程のお金は当然ありません。ということで中古のバイクを探して、たまたま友達で手放してもいいと言われたのがKDXだったのです。オンでもオフでもこだわっていなかった私にとっては、比較的マイナーであるオフ車でも何の問題もありません。

実はこの時入手可能だったKDXは2台あり、排気量は125ccと200ccでした。当然200ccの方に興味がいくのですが、問題はこちらはフレームを2回も折っている事故車であるという事。さすがにこれでは怖くて乗れないということで、125ccの方を選択。価格は友達価格で8万円でした。

いんぷれ

ちなみに「マイ・ファースト・バイク」であるKDX125の初期型のA1モデルでした。そのためか、カラーもKDXにしては珍しいホワイトです。今までに見掛けたKDXは当然ほとんどがグリーンで、同色はついに一度も見た事がありません。ま、それはそれで珍しいという事でいいんですが。

オフロード車では、よく問題になるのが足付きですが、幸い私は身長が185cmもあるのでこれは苦になりません。両足べた付きです。ちなみに前オーナーは187cmもあったりするので、リアシートでもべた付きだったりします…。

排気量は125ccとはいえパワーは十分であり、街乗りをしている分には発信時に少々もたつく程度で、あとはほとんど不満は無し。少し不満があるとすれば高回転になったときに「とても」激しくエンジンが振動する事。これはKDX乗りの人には分かって貰えると思いますが、かなりシャレにならないぞ。

気になる燃費は125ccという事もあって16〜17リットル程度。タンクが9リットルしか入らないため、100km程走行するとリザーブになってしまうのが結構不便でした。

また、この頃の(今でも?)KDXは当然セル無しのキックスタートですが、これが私にとって最初のバイクだと言うこともあってか全然不便に感じませんでした。どちらかというとバッテリーレスだとメンテが楽で、軽量であるという方にメリットを感じてしまいます。現在はセル付きのTT-Rに乗ってますが、本体価格と車重が高くなってしまう事を考えれば、セル無しのオプションも用意してあればよかったのにと思います。

そして、最後に特筆すべき点としては、なんと言ってもKDXは

カッコイイ(^^)

最初の一ヶ月くらいは、嬉しさも手伝って駐車場に停めているKDXを見るだけで頬が緩んでしまう。その後でも、いつ見てもやっぱりKDXのデザインはかっこいいと思う。やっぱり、バイクはカッコイイのが大事な選択の条件だ、と思う。

壊れゆくKDX…

さて、このKDXであるが実は私の手元に来た時点ですでに3年落ちでした。しかも前オーナーはかなりハードにダート走行をしていた上に、草レースにも一度使ったということで、実際のところかなりヘタった状態であったことは事実。ま、お友達価格とは言え、8万円という事を考えると妥当な所ですが。

さて、このKDX。最初からまず両レバーが折れていたのでまず交換。スピードメーター用のケーブルか走行中に外れて落ちてしまったので交換。フロントタイヤを交換。ブレーキパッドも交換。チェーンとスプロケットを交換。これらの作業に、定期的なオイル交換等を含めると、バイクに乗っているのかバイクをメンテしているのかよくわかんない状態になってきました。

そして極めつけはエンジントラブル。詳細な原因はいまだに不明ですが、とになくエンジンからすさまじい異音がしてくる様になってしまいました。この音を聞いたある人が「乾式クラッチにしたの?」と聞いて来たくらいなので、乾式クラッチをご存じの人はあの音を想像して下さい。当然、KDXのクラッチは湿式なんだけど…。

そしてドナドナ

とにかくこんな音がする状態では怖くて乗っていられない。バイク屋に持ち込んで見て貰った所、「エンジンをばらしてみないと原因は特定できない。が、エンジンをばらす工賃が高いので、修理代は最低でも5万円は掛かるだろう。」と言われてしまいました。

8万円で買ったバイクの修理に5万円も出すのも考え所だが、何よりも今回修理した所で、今後もきっとどこかが故障してくるでしょう。そのことを考えると、もう私の手には追えないと思えてきました。そして、当時アクセスしていた「KAZE BEE」という草の根BBSで引き取ってもいいという人が現れたので、現状渡し3万円で売り渡してしまいました。

このKDXは、私の手におえなかったので手放したのは仕方ありませんが、KDXはやっぱりいいバイクです。お金と乗る時間に余裕があれば、またKDXは欲しいですね。


あおやぎのさいと2.0ツーリングレポート