オーストラリアツーリング ダート編 8月14日

天候:快晴

今日も起きたのは遅い。と言っても6時半。急いで起きて支度して、サンライズビューポイントへと向かいます。が、寒い。めちゃめちゃ寒い。砂漠気候ですから1日の寒暖の差が激しいのは分かりますが、やっぱり寒い。昼間は暑いくせに。そして、サンライズビューポイントは、サンセットビューポイントと反対側にあるため、結構遠いです。キャンプ場を出たときにはまだ真っ暗だったのに、バイクで走っている途中でどんどん夜が明けてきます。走りながらちらちらとUluruを見ていると、刻々と色が変わっていきます。結局、サンライズビューポイントに辿り着いたときにはすっかり夜が明けてしまっていました。走りながら夜明けを見たようなものですね。でも綺麗な景色の中を走った方が気持ちが良いともいいますが。

目的の日の出も見ることが出来、一応満足してキャンプ場に帰ってきて、何げなくレセプションの掲示板を見ると、なんとわたし宛のメッセージが張り出してあるではないですか。内容は、REDBARONと海星さんから電話が欲しいとの事。全く同じ日に別々の内容で連絡が来ることはまずないでしょうから、同じ用件と考えていいでしょうね。REDBARONがからんでいることから、またしてもスピード違反のお知らせが届いたのかと思いながら、とりあえず海星さんに国際電話してみました。すると予想に反して、日本の知り合いの方が亡くなられたというニュース。海星さんも連絡役だったようで、詳しくはわたしの家族に連絡が行っているので聞いて欲しいと。急いで家族に電話してみると、なんとわたしが公私に渡って大変お世話になった方が突然亡くなられたそうです。この方には本当にお世話になっていましたし、まだ40代のお若い方でしたから、とても亡くなられるとは思ってもみませんでした。事故にあったというわけでもなく、全く普段通りに生活していて夜眠られている内に亡くなられたそうです。お通夜が16日、17日がお葬式と聞きましたが、なんせわたしは今オーストラリアのYULARAに居ます。お葬式に間に合うように帰れるかどうかは分かりません。それに危篤状態でも何でもまだご存命ならともかく、既に亡くなられているのであれば、無理してお葬式に間に合うように帰ることにもあまり意味を感じないというような事を伝えて電話を切りました。

という大変ショッキングなニュースを聞いたわけですが、正直言ってわたしにはいまいち実感がわかないと言いますか。頭では情報を理解できるのですが、感情がついてこないと言いますか。それは、わたしが日本から遠く離れた地に居るからなのか、情報を電話で言葉でだけで聞いたからなのか、周りの風景が今日も快晴で気温も高くのどかでいい1日であるからなのか、よく分かりません。とりあえずAYERS ROCK RESORT内を散歩しながら考えて見るのですが、今日も本当にいい天気でのどかな日です。AYERS ROCK RESORT内からもUluruが見えるわけですが今日も昨日と変わらないUluruを見ることが出来ます。Uluruは6億年前に堆積した砂が固まって出来たそうですから、数億年は現在に近い状態でここに在り続けたのでしょう。アボリジニは数千年前からこの辺りに住み続けているわけですから、Uluruの周りでもそれこそ数えきれない位の人の生き死にが起こってきたはずです。そんなUluruの存在に比べたら、一人の人間の死などちっぽけなものなのかもしれません。しかし、そんな人間を超越した存在ではない、ただの人でしかないわたしには全然ちっぽけな事ではありません。少なくとも、これまでと同じようにツーリングを続けるという気持ちは吹き飛んでしまいました。ツーリングをやめたらからと言って何もいい事はありませんが、今は旅を楽しめる気分にはなれそうにありません。では何もかもほっぽり出して緊急帰国するかというと、そういう積もりも起きません。再度オーストラリアに戻ってきてツーリングを続けるという気にはなれませんので、バイクも処分しきちんと旅を終えた状態で帰国したいです。

ではそれで最短で何日に帰国できるか。16日にはとても間に合わないと当初思ったのですが、落ち着いて考えてみると無理ではないかもしれません。バイクはALICE SPRINGSなら処分できるでしょうから、そこから飛行機を乗り継いで移動すればなんとかなるかもしれません。とりあえずフライトスケジュール的に間に合うかどうかだけも確認しようと、AYERS ROCK RESORT内のジャパンデスクという日本語で応対してくれるカウンターに聞きにいったところ、ここでは航空券の案内はやっていないとのこと。しかし、空港にはカンタス航空とアンセット航空のカウンターがあるので、そちらなら分かるのではと教えていただけたので、早速移動。こういう時、空港が近くにあるというのは良いですね。バイクで10分も掛からず空港に到着です。YULARAには結構長く居ますが、この空港には初めて来ました。カンタス航空のカウンターで聞いてみると、カンタス航空の全航空便のタイムスケジュールが載った冊子を見せて貰えました。それを見るとSYDNEY経由であれば、16日の朝に東京に帰り着くことができそうです。そうと分かれば、ここでチケットも買っていきたかったのですが、残念ながらここのカウンターでは国際線のチケットは扱っていないとのこと。これはALICE SPRINGSで購入するしかありません。

そうと決まったら早速出発するしかありません。テントに戻った所、昨日のワーホリの方が居られたので、急遽日本に買えることになった事情を説明。不要になったわたしの食糧や洗濯洗剤などをさしあげると、とても喜ばれてしまいました。わたしにとっては、もうお荷物でしかないものなのですけど。テントをたたみ、バイクに荷物を括り付けてさあ出発。前回、海星さんと合流するためにAYERS ROCK RESORTからALICE SPRINGSへ走ったとき、ここを出たのは午後1時でした。くしくも、今回も出発したのは同じ時間の午後1時。前回は午後7時頃にALICE SPRINGSに着きましたから、今回もおそらく同じくらいの時間に着くことでしょう。今日中にALICE SPRINGSに着きさえすればいいですからそんなに急ぐことはありません。逆に、下手に急いで事故にでもあったほうが大変です。こんな時だからこそ、慎重にいかなければいけません。

走って走って走って走って。450km走って、ALICE SPRINGSに到着。やっぱり時間は午後7時になってしまいました。ALICE SPRINGSでのわたしの定宿になったMELANKA LODGEに行って部屋を取りましたが、今日はシングルルームにしました。ドミトリーにして同室になった人とお話をする気には今日はなれませんし、今晩は荷物の整理もしなければいけませんので、一人で過ごせる部屋の方が良いです。

部屋に荷物を置いた後、次にしたのはインターネットカフェに行って、航空券のオンライン予約に挑戦です。今の時代、大抵の航空会社はWebPageからチケットを予約出来るようになっていますので、カンタスもきっとあるでしょう。ページを見てみると、期待していた日本語による予約ページはありませんでしたが、英語ではオンライン予約が出来るようです。分からない単語がいくつか出てきましたので、これまたオンラインの翻訳サービスページを開きながらなんとか予約を完了させました。というか、完了させた積もりです(^^)。いまいち不安が残りますが、現時点では完了したと信じるしかないでしょう。念のために明日の朝早くに空港に行って、カンタス航空のカウンターで確認しようと思います。しかし、当たり前ですがオンライン予約をすると、チケットの値段が正規料金になってしまいます。明日の便に乗りたいという希望ですから格安チケットが使えないのは仕方ありませんが、価格には約5倍程の値段の開きがあります。お金がかかるのは仕方ありませんが、この価格体系には何か納得のいかないものがありますね。それでいて、実際に飛行機に乗ったら払った値段に関係なくサービスは一緒なのですから。

走行距離
507km
買い物
チョコレート A$1.50、フォンカード A$10.00、昼食 A$4.10、キャンプ A$12.10、ペトロール A$12.10、食事 A$5.10、バックパッカー宿 A$42.00、夕食+ビール A$9.00、食糧 A$3.50、飛行機チケット(ALICE SPRINGS-SYDNEY) A$656.04、飛行機チケット(SYDNEY-TOKYO) A$3158.00

あおやぎのさいと2.0ツーリングレポート