マンションと太陽光発電の実例その2

分譲マンションで太陽光発電を取り入れた事例のレポートがまたありましたので紹介します。

藤本健のソーラーリポート マンションでも太陽光発電はできる? 各住戸に電力供給し売電もOK「レーベンハイム戸田ソラリエ」の場合

このマンションでは、なんと各住戸別の太陽光発電パネルを屋上に設置しています。そういう方法は理屈の上ではありえるだろうなとは思っていましたが、実際に登場するというのは個人的にはちょっと驚きです。

前回のマンションの例では発電した電力は基本的に共用部分で使用していたのに対して、こちらのマンションでは専有部分で使用します。この場合のメリットは、なんと言っても発電と電力消費における時間ギャップが問題にならないということでしょう。以前も書きましたが、太陽光発電のメインの時間は昼間であって、共用部分の電力消費のメインは夜間における照明です。前回のマンションは蓄電池を用いることでこの時間ギャップを埋めたのですが、共用部分ではなく専有部分で消費するならこの時間ギャップは問題になりません。もちろん昼間は外出している家庭も多いでしょうが、それでも冷蔵庫など24時間稼動している家電製品は家庭内には多くあるものです。これらの家電製品で昼間の太陽光発電の分を電力消費すれば時間ギャップは問題にならないということです。これは大変なメリットでしょう。

太陽光発電による電力を個別住戸に引き込むメリットは売電の場合にもあります。管理組合として売電した場合、その収入を管理組合として税務処理して申告する必要があります。しかし個別住戸で売電する分には管理組合は関与する必要が無く、各戸別住戸で処理すれば済みます。そして、個別住戸においては売電による収入は雑収入になりますので、20万円以下であれば確定申告の必要は一般にありません。つまり管理組合においても各住戸においても税務処理は発生しないのです。これも大きなメリットとなるでしょう。

ということで、これもなかなか面白い取り組みではないかと思います。今後も太陽光発電と分譲マンションの組み合わせの様々な取り組みが行われるといいですね。


あおやぎのさいと2.0 マンション談義