神鍋高原マラソン全国大会

2007/8/26作成

レースとしては2006ホノルルマラソン以来、ハーフマラソンとしては2006ヒロシマMIKANマラソン以来の神鍋高原マラソン全国大会を走りました。ところで、なんで「全国大会」なんでしょうね。誰か理由を知ってたら教えてください(^^)。

今回はまつまさ、さぶちゃんと一緒に参加なんですが、まつまさはファミリーマラソンの部だったんで、ハーフを一緒に走るのはさぶちゃんのみ。そのさぶちゃんもペースが全然違うので、スタート直後にさっさと先に行ってしまいました。まあ、いいのさ。無理しても仕方が無いし。マイペース、マイペース。

スタートしてから気がついたんですが、私ってハーフの距離をちゃんと走りきったことって無いんですよね。2006ヒロシマMIKANマラソンは後半を歩いたし、2006ホノルルマラソンではハーフまでは一応走ったけど、途中何度も止まって休憩したし。普段のトレーニングでも最長距離は13km。ということで人生初挑戦ですんで、その意味でも無理せずとにかく走りきる事を目標にしました。

走る前に考えていたのは、キロ6分のイーブンペースで走りきる事。これだとタイムは2時間6分になり、後半疲れてペースが落ちても2時間半の関門は多分大丈夫でしょう。一方、あわよくば後半余力があればペースアップし、2時間に少しでも近いタイムに出来ればなぁと考えてました。

さて、スタート直後は1km以上続く坂道。さすが神鍋高原ですな。まだ体力が余っているんで、この辺はさほど辛い訳ではありません。坂道を上りきったあとはしばらく平坦な道が続きます。このマラソン大会でちょっと驚いたのは距離表示が少ない事。最近では1kmおきの表示がすっかり多くなったんでそれが当然という気もしてたんですが、よくよく考えるとそんなことはないですよね。ここでは3kmとか5kmといったある程度の区切りだけしか表示がありませんでした。

一方、そんなことを言ってられないトラブルが自分にもありまして、腕時計の電池が切れました。神鍋に来てちょうど(^^)。ダイソーで315円で買って2年近く使えた訳ですからコストパフォーマンスは抜群に良かったんですが、何も今日になって切れなくても。しくしく。NIKE+iPodも装着したんで時間はiPodで知る事は出来るんですが、走っている間はウェストバッグに入れっぱなしだもんで、あまり頻繁に見る事は出来ません。ということで距離表示も1kmおきでなくて私としてはちょうど良かったんですねぇ。

その最初の距離表示は1kmにあったんですが、これはスタート直後の混雑で見落とし。次の3km地点のタイムは20分。キロ6分よりさらにちょっと遅いな。まあこんなもんでしょ。鼻呼吸出来る程度のペースを維持。次の5km地点は32分。まあまあ理想的なペースでしょうか。

ここまで平坦なコースだったんですが、再び上り坂。しかも結構な急勾配。まだ余力があるんで登れますが、問題は下り。これまた勾配が結構急なんで走りにくい。普通のペースで走ると速すぎるし、ブレーキ掛けながらでもやっぱり膝に衝撃がくる。正直、この下りはマラソンコースとしてはちょっとどうかと。

急勾配を下りきったあとはまた少しゆるやかな登りのあたりで、後ろからエンジン音が。なんで交通規制しているマラソンコースにと思ったら白バイの先導車。まさかと思ったら、ハーフの先頭ランナーに抜かされてしまいました。ハーフマラソンは同じコースを2周するんだけど、まさか周回遅れになるとは。しかし、考えてみればトップランナーは1時間10分以内に走るわけだから、おかしくないか。その後数人のランナーに抜かされて、私もようやくゴールの但馬ドームへ。10km地点のタイムは1時間3分くらい。これもほぼ想定通りのタイム。

トップランナーとは違い2週目に入る私はたすきを受け取って再び同じコースへ。1kmの登りはちょっと辛くて、ここまで鼻呼吸だけでこれたのに口呼吸になってしまった。その後平坦コースになってからは鼻呼吸に戻せたけど。

2週目に入って余力があればペースアップとも思ってたんだけど、とてもそんな余力は無し。仕方が無いので同じペースでひたすら走り続ける。急勾配の地点はかなりしんどくて、ほとんど歩くのより遅いんじゃないかってペースまで落ちてしまったけど、それでもとにかく歩かず走り続けた。実際、下り勾配のあとの緩やかな登りのあたりではベビーカーを押したお母さんと激しいデッドヒートを繰り広げたりもしてましたし。最後にはなんとか勝ったけど(←自慢出来ないって)

そうしてようやくゴールの但馬ドームにたどり着く。んだけど、これが結構きつい。但馬ドームが視界に入った時点で気持ち的には「あと少しでゴール」なんだけど、実際にはまだまだなんだよね。ドームの外周を3/4周ほどしたあとドーム内を少し走ってゴール。確かに絵的にはいい感じなんだけど、走っている身としては「あと少しでゴールのはずなのになかなかゴール出来ない」という辛さが。ゴール地点がドーム内なんで、目視出来ないのも辛いよね。あとどれくらいか分からないし。ということで、あとどんだけ続くねん〜とひたすら考えながらなんとかゴール。もちろんラストスパートなんて全く出来ず。タイムは2時間22分17秒。だいたいキロ6分ペースは維持出来たし、歩かず完走も出来たし、関門にも引っ掛からなかったから、一応の目標は達成出来たといえば出来ました。まあ、めでたい。

NIKE+でのラップタイムは
1km 6分3秒
2km 6分3秒
3km 5分58秒
4km 5分57秒
5km 5分53秒
6km 5分52秒
7km 5分54秒
8km 5分55秒
9km 5分54秒
10km 5分46秒
11km 5分39秒
12km 5分44秒
13km 5分58秒
14km 6分3秒
15km 6分2秒
16km 6分3秒
17km 5分56秒
18km 6分3秒
19km 6分25秒
20km 6分31秒
21km 6分28秒
22km 6分21秒
23km 6分5秒
となりました。

距離が23.42kmになってるんでかなり不正確ではありますが、ペース配分の傾向はだいたい分かりますね。思った以上にいい感じにイーブンペースを維持出来てました。ちょっと嬉しい。ラストも自分ではスパート出来た実感はなかったけど、多少はスピードアップしていたみたいですし。

それにしてもNIKE+。距離の誤差がなぁ。これまでの傾向としては、スピードが速いと短く、遅いと長く出るような感じだね。距離を稼ぐにはゆっくり走るのがいいのか?ってなんか違うな。

ということで今回の神鍋高原マラソン全国大会。ちょっとタイムは不満足ではありますが、キロ6分のイーブンペースで歩かず制限時間内に完走という目標は達成出来たんで一応満足です。しかし、一方で現時点でハーフマラソンをこのペースでしか走れなかったこと、走り終わったあとの余裕度から考えると、あと3ヶ月後のホノルルマラソンでサブファイブはかなり厳しそうです。現時点での状態を把握出来たと言う意味でも、今回走ってよかった。あと3ヶ月、心配された膝は大丈夫そうなんで、ちょっとペースをあげて追い込んでいってみましょうか。

神鍋高原マラソン全国大会自体は、8月の酷暑の季節だけど高原だから涼しいかなと期待したんですがさにあらず。かなりの酷暑でした。それでも前日よりは気温は低めだったようですし、スタートが8時半と早めなんでまだマシではありましたけど。走っている最中は給水ポイントでは飲むのはほどほどに手と足に水をかけて冷やして(膝痛対策も兼ねてます)、途中に3カ所ほどあったシャワーでは全身びしょびしょになるまで浴びてなんとか熱中症にならずに走りきることができました。びしょびしょになってから思い出したんですが、今回はNIKE+iPodを装着してたんですよね。濡れて故障したらどうしようかとも思いましたが、それよりは体の方が大事ということで、気にせずじゃぶじゃぶ。それでも猛暑だからすぐに乾いてしまうんですけどね。