distributed.nteな日々:2001年4月

2001年4月13日:RC5-64 366位 OGR-25 279位

お久しぶりでございます。まったくもって長い間更新せず申し訳ありませんでした。このページを久しぶりに見てみると、前回の更新が2000年5月17日。辛うじて1年以上間を空けなかったという所でしょうか。って、それでも全然あかんやん。

さてページの更新をサボっていた間になんと21世紀になってしまいました。今ごろ21世紀ネタをやっている所もなかろう。ざまあみろ(何が!?)

人類は20世紀中にRC5-64を倒せなかったという事ですが、心配せずとも21世紀中には倒せることでしょう。

てな感じでこのページもFTZもぼちぼちやっていきたいと思いますので、よろしければお付き合いを。ちなみにこの日記トップのチーム順位を、これまた更新休止中に始まったOGR-25併記でやっていきたいと思います。

2001年4月20日:RC5-64 369位(-3) OGR-25 283位(-4)

ページ更新も復活したことですし、ここらで古いままほったらかしになっていたマシンリストを一新することにしました。まず、ずっと前に始まったOGRに対応し、OGRのベンチマークも掲載するようにしました。それとチーム全体の解析レート期待値も計算するようにしました。

とりあえず、チームメンバーのみなさんのこの形式でのマシンリスト報告をお願いいたします。

2001年4月23日:RC5-64 370位(-1) OGR-25 284位(-1)

久しぶりのCPUな話題。VIAのCiryxIIIの新コア、samuel2がアキバで出回り始めたようです。 samuel2コアは、従来のsamuel1コアに対して製造プロセスを0.15μに微細化し64KBの2次キャッシュを搭載です。ベンチマークテストで散々だったsamuel1コアに対して、実数演算を除いては同クロックのCeleronに迫る性能だそうです。それでいて消費電力は4W台だというのですからこれは結構おいしいのではないでしょうか。

にゃぎ〜もRC5をはじめて3年以上経ち、PCの24時間による騒音と電気代には慣れっこになってはしまいましたが、samuel2だとこれが改善される可能性が高いです。まずCPU自体の発熱量が少ないことから、VIA自身も説明している通り冷却ファン無しでも稼動させることが出来ます。これはPC全体の静穏化に貢献するでしょう。また、CPU自体の消費電力が小さいことから電源ユニットも比較的小さいものでも可動させることが出来るはずです。そうすると必然的に電源ユニットのファンも小型、静穏化させることが出来るでしょう。最終的にPCユニット全体の消費電力もある程度押さえられるかもしれません。それにsamuelシリーズの弱点である実数演算性能は、RC5やOGRの演算にはほとんど必要ありません。

と、ここまで書いてきましたが、実は上記のことは最近のサーバ用途PCにも当てはまる事だそうです。従来サーバ用PCと言えば高性能が必要な代わりに、消費電力や騒音などは仕方がないと諦められてきたように思います。しかし、データセンターなどの1000台単位でサーバを設置する所では消費電力、スペースコストなどが馬鹿にならなくなってきたようです。1000台単位でマシンが存在するという事は、その内のどれかが故障する確率も当然高くなりますが、CPUファンが不要というのは可動部分が少なくなるという意味で信頼性の向上にも寄与するはずです。実際、当初モバイル用途を想定していたTransmetaのCrusoeが意外とサーバ用途で注目されているという記事もあるくらいですから、CyrixIIIもサーバ用途で花開くという事もあるのかも。

2001年4月25日:RC5-64 373位(-3) OGR-25 285位(-1)

ずいぶん前の事になりますが、情報理論を確立させたシャノンが亡くなられたそうです。シャノンといえば、後にも先にも大学の講義で名前を聞いただけという情けない私ですが、とりあえず情報量という概念やその単位としてビットというものを提唱したということくらいは知っています。つまり、すごく大雑把に言えば、現在の2進数が基本のコンピュータというのはシャノンの提唱した理論を元に出来上がっている事になります。

という業績を聞けば、当然シャノンの活躍したのはコンピュータの発明前。時代的にはノイマンなどより先になってしまいます。ということで、にゃぎ〜としてはシャノンが亡くなったというニュースを聞いて何に驚いたかというと、何よりも「まだ生きていたのか」という事でした。失礼ながら。だって、ノイマン型の最初のコンピュータが発明されたのは1946年ですよ。ノイマン自身もとうの昔に無くなっていますから、それよりも古い業績の人が今まで生きているわけがないと思い込むじゃないですか。時代的にはチューリングとかその辺りと同じかと思っていました。

ということでちょっと疑問に思いながらシャノンに関する記事をあちこち眺めてみていると、なんとシャノンが情報理論を発表したのはなんと大学院生の時。ちなみにこの時の修士論文は世界で一番有名な修士論文と呼ばれているそうです。そりゃそうだわな。しかし、世の中には優秀な人はたくさんいますが、こんなM2もいやですねぇ。一番かわいそうなのは、同じ研究室に居たD1の学生だったりして(^^)。

2001年4月28日:RC5-64 377位(-4) OGR-25 283位(+2)

さて、一度は取り上げておかなければいけないであろう、新プロジェクトUnited Device。新プロジェクトと言ってもDistributed.Netのではなく、まったく新規のプロジェクトです。例によってインターネット上に接続されたコンピュータのアイドル時間を利用して分散コンピューティングを行うと言うものですが、今度はメンツが凄いです。なにせインテルと米癌学会がタッグを組んで、計算する内容も白血病の治療薬研究。うーん、これはなかなか手ごわいかも。

また、参加者の側も結構盛り上がっているようで、いくつかの参加者サイトを覗いてみたところ、プロジェクト案内に設定方法にFAQ、掲示板ではインストールの仕方から教えあう姿も。こうしたサイトがいくつも立ち上がっています。その様は、まるでRC5-64が日本で広まり始めたばかりの頃を思い起こさせます。

それと、これは一般的な傾向と言えるのかどうかわかりませんが、UDでチームを作っている所はどちらかというとオタク系コミュニティが多いように思います。トップを走っているのがあの2chだそうですから、ここをオタク系と呼ぶのはちょっと何かもしれませんけど。 RC5-64が始まった時は、日本の先駆者はLinux Uses Groupでしたし、その後に続いたのもOS系などハッカー系コミュニティが多かったように思います。ある意味でこれは日本のインターネット上のコミュニティの変化を表しているのかもしれません。


あおやぎのさいと2.0 distributed.netな日々