distributed.netな日々:1999年10月

1999年10月3日:Final Tear Z 351位(+6) Project Karinto 370位(+3)

ずいぶん前にメールで報告をもらっていた分なのですが、Sparkさんのマシンリストを更新しました。

このようにマシンリストの更新すらなかなか出来てないくらい、最近ページ更新のペースが落ちています。いつもページを見に来ていただいている方には分かりきった事でしょうが。特に何か忙しいというわけではないのですが、なんかやる気が起きないんですよねぇ。どうした事かしらん。

1999年10月5日:Final Tear Z 348位(+3) Project Karinto 369位(+1)

今日、チームの解析済みブロックが300万ブロックを突破しました。 250万ブロックを突破してから44日目です。この50万ブロックを解析する間は、平均11364ブロック/日。前回の50万ブロック時よりも3000ブロック/日ほど速くなりました。

どんどん速くなりますねぇ。実際、最近順位の伸びがとても順調です。

1999年10月8日:Final Tear Z 350位(-2) Project Karinto 369位(±0)

ずいぶん前の事なのですが、6月10日の日記においてパーソナルプロキシの事について触れました。要は、新しいサーバはWindows版で手動接続だと1000ブロック以上ため込む事が出来ないという内容です。

この件について、その後MLで新しい情報を教えていただきました。いわく、バージョン300以降ではこういう問題に対処するためにexpertmode=1というオプションが追加されているそうです。

そこでさっそく自宅のバージョン306に設定してみたのですがうまくいかず。おかしいなぁ、と思って再びMLで質問してみると、その方はバージョン304で運用しているそうです。

ならばということでバージョン304をダウンロードしてきてみると、実際うまくオプションが機能しました。しかし、バージョン304は233ブロックに対応していなかったように思うので使えない。

んー、困ったなぁという事で結局私が採った手段は、パーソナルプロキシをWindowsではなくFreeBSDのマシンにやらせることでした。 UNIX系ならばシグナルによってWindowsよりも細かなコントロールが可能ですし。ということで、今はうまく4000ブロック以上の鍵をため込む事ができて、一安心です。なんといっても、自宅で1000ブロック/日以上を解いてますからねぇ。

1999年10月9日:Final Tear Z 347位(+3) Project Karinto 369位(±0)

一番最初にインターネットによる超分散処理を始めたのが誰かは知りませんが、現在では多くの超分散処理プロジェクトが行われているようです。もちろん、我々の参加しているDistributed.Netもその一員です。さて、世界中にそういうプロジェクトがどれくらいあるのか、それはhttp://www.mersenne.org/を見ればわかります。

ここは、自身もメルセンヌ素数(2n-1という形であらわされる素数)を探すプロジェクトですが、他の超分散処理プロジェクトへのリンク集にもなっています。見てみるとなかなか面白そうなプロジェクトがいくつもあります。我らがDistributed.netや全天写真を解析して地球外生命を探すSETI。そして、ここのメルセンヌ素数を探すプロジェクトや円周率を探すものやフェルマー数(22nであらわされる数)、双子素数(ふたつの素数の差が2の素数の組)など数学関連の研究がありますね。

そのほとんどのページが日本語で無い(~~)という事から、プロジェクトの詳しい状況は分からないのですが、みているとワクワクしてきます。

1999年10月13日:Final Tear Z 343位(+4) Project Karinto 369位(±0)

なんだかんだと後回しにしている内に、すでに2ヶ月も前の事になってしまった第2回オフラインミーティングのレポートを掲載しました。このオフミで六波羅さんがAthlonを購入したわけだから、次のオフミでは彼は何を買ってくれるんでしょうねぇ(笑)。

1999年10月14日:Final Tear Z 343位(±0) Project Karinto 370位(-1)

なんと、今度はSiSがRiseのCPU技術と知的所有権のライセンスを受けたそうです。 CyrixやIDTの時のように買収というわけではありませんが、またしてもチップセットメーカによるCPU技術の取得という事になります。

SiSが具体的にどういう製品を計画しているか分かりませんし、必ずしもx86互換CPUでもないかもしれません。しかし、もしx86互換CPUを出してきたとしたら、Intel、AMD、VIAに続いてCPUとチップセットの両方を製品として持つメーカーが登場する事になります。これはどういう事を意味するのでしょうか。

断言はもちろん出来ませんが、特にVIAとSiSのメインターゲットは統合チップによる低価格PCにあるのではないでしょうか。多くの一般ユーザにとって、PCのメインユースはWebの閲覧とメールのやり取りをはじめとするインターネット関連でしょう。その場合、すでに現在のPCはハード、ソフトともに十分実用になる性能を持っていると思います。使い勝手の面ではまだまだの点もありますが、それはCPUパワーで補えるたぐいのものではないでしょう。実際、PCはより低価格なものが売れる傾向にあるようですし、低コストの無料PCも随分聞かれるようになりました。

暗号解読はもちろん、にゃぎ〜の本業であるCG関連など色々な分野で、まだまだ圧倒的にCPUパワーが不足している昨今。 PCが低価格化しより一般化するのはもちろん良い事だとは思いますが、その事に対して一抹の不安を覚えないでもないです。 PCがもっと低価格になりいわゆる家電化する頃になっても、性能重視のPCの需要が無くなるわけではないでしょうけど。

1999年10月24日:Final Tear Z 339位(+4) Project Karinto 369位(+1)

マシンリストを少し更新しました。

haseさんのマシンが2台ほど職場の電力不足(^^)で止められたのと、海星さんのマシンを大幅書き換え。そして、にゃぎ〜が自宅でK5マシンを再参戦させました。ちなみにこのK5、ケースもキーボードもつながれないスケトルン運用になってます(^^)。近い内に板に釘で打ち付けて、ウォールラックドPCにする予定です(笑)。

このマシンリストの変更で、数えてみると57台参戦している事になります。いつの間にやら、なかなかの大所帯になりましたねぇ。

1999年10月25日:Final Tear Z 338位(+1) Project Karinto 368位(+1)

思い付きで「RC5依存症検査」というのを作ってみました。といっても、適当なので診断結果や処方の正当性はまったく保証しません(笑)。

ちなみににゃぎ〜はこの検査19個でした。かなり症状が進んでますね(^^)。