それ、諦めてないと思う

2010/8/17作成

人生は早めに諦めよう!

論旨自体には基本的に賛成なんですが、それを「諦める」という言葉にあてはめてしまうのがちょっと気になる。

というのは、ここで諦めると言っているのは、いわゆる出世とか金銭的な成功とかそういうものを諦めるという意味ですよね。でも、そういうのを諦めても、幸せになるのは諦めてないと思うんですよ。むしろ、出世とか金銭的な成功を諦めることによって、別の意味での幸せを手に入れることができるんじゃないかというのが論旨ではないかと思うんですね。だから、幸せになることは諦めてない、と思うんです。

それは、実際に私がそうだからです。現在41歳。ぶっちゃけ、大金持ちになるとか、地位や名誉を手に入れるということはほとんど諦めてます。たなぼた的に手に入る可能性はゼロでは無いとは、まだ思ってますけど。多分、私みたいな人はヒルズ族みたいな人からすると、人生を降りた負け組とみなされるんでしょうね。でも、別にそれでいいと思ってます。負け組って思われたって、別にそれで損するわけでもなんでもないし。ヒルズ族とはそもそも価値観が違うんですよ。でもって、私は幸せになること自体は全然諦めてない。私にとっての当面の幸せは、家族が暮らしていける程度の収入があって、その収入で家族が健康で笑って暮らせること。それが望み。書き出してみると些細な望みに見えるけど、実際にそれがある程度手に入ってみると、これは得難く、そして貴重な幸せであるということがわかると思います。今の私にとっての望みは、この幸せが少しでも長く、出来れば人生の終わりまで続くこと。それが望みです。

だから、私は人生を諦めてません。