バケツコンポストはじめた

2013/4/28作成

バケツコンポストを始めました。

きっかけは単純な話です。水分たっぷりの生ゴミを可燃ごみとして捨てるときに「これを清掃工場で燃料使って燃やすのって無駄な話だよなぁ」と思ったことです。可燃部分はともかく、水分に関しては単純に蒸発させるために燃料を使うわけですから、もし水分を無しに出来れば燃料は節約できることになり、二酸化炭素の排出量も抑えることが出来ます。エコですね。

生ゴミを乾燥させるものとして生ゴミ処理機という家電製品があったりするわけですけど、これは乾燥させるのに電力を使う。電力はつまり燃料を使って発電しているわけで、トータルのエネルギー消費としては清掃工場で消費するのと大して変わらない。いや、実際の数値としての比較は分からないんだけど、一般的にシステムは集約するほど効率がよくなりますので、分散型である家庭用生ゴミ処理機は効率が悪いことが予想されます。ということで、個人的には生ゴミ処理機は却下。悪臭対策としての効果もあるから、そういう面からは有用な機械だとは思いますが。

そもそも、生ゴミというものは生分解性がありますから、土に埋めておけば細菌によって分解されて土に帰るわけです。そこで燃料消費は発生しない。ただ、エコという観点からはこれも必ずしも正しいとは言い切れない。なぜなら生分解が行われるときにメタンガスが発生するから。メタンガスは二酸化炭素よりも地球温暖化効果が高いので、二酸化炭素の排出を抑制するために生ゴミを生分解するのが必ずしも正しいとはいえない。大抵の物事にはメリットもデメリットも両方ある。もっとも、その結論を出すには焼却処分したときと生分解処分したときの二酸化炭素とメタンガスの排出量を測定して比較しないと意味がないので、そう簡単に結論は出せないわけです。

そもそも、エコというのは科学的な概念ではないと思うので「ある行為や事象が科学的にエコであるか否か」というのは、そもそも決められるものではないのかもしれない。エコって政治的であったり思想的であったりする概念ですからねぇ。少なくとも科学的な概念ではないと思う。

エコが科学的な概念でないなら、逆に言えば感覚的にこうしてみようという程度の判断でも別に構わないじゃないかとも言えます。だから、当初の動機である「生ゴミを焼却処分するのはどうかな」程度の動機でも別に問題ないでしょう。そもそも、問題があったわけではなく、単に自分が科学的な裏づけが欲しかっただけなんだけど、そんなものは一概には言えないというだけの話なんですけどね。

ということで、例によって前置きが長くなったけど、生ゴミ処理の方法としてコンポストを思いついて、それを始めてみたわけです。コンポストというのは生ゴミを細菌に生分解してもらうものですね。そのためにわざわざコンポスト容器を買ってくるのもエコではないので、使わなくなったバケツを利用するということで、バケツコンポストなわけです。

で、バケツコンポストを始めるにあたって、どのようにすればいいのか軽くぐぐってみたのですが、これがなかなか大変。コンポストにはベースとなる土を入れるのですが、どういう種類の土がいいのか。更に複数の種類の土を混ぜて使用する流派もあったりするらしい。そうして土を入れたコンポストを用意したらあとは生ゴミを投入すればいいのかというとそれではダメで、温度管理や湿度管理も必要。更に投入する生ゴミの種類や配合も注意が必要と。なんじゃそりゃー。正直、やってられん。

コンポストの目的が、家庭菜園のための良質な肥料を作りたいというのであれば、そこまで手間隙かけるのも分かるんですよ。もしくは、コンポスト自体が趣味化しているとか。しかし、私は別にそこまで手間をかけたいわけではない。目的は生ゴミを可燃ゴミとして出したくないだけであって、そこに盛大な手間をかけたいわけではない。ということで、単純にバケツに生ゴミを放り込むだけという手段でとりあえず始めてみることにしました。

素人がこのように適当にコンポストをやると、悪臭や虫の発生などで大変なことになるという脅し文句もたくさん見かけましたが、それは実際にそうなってから考えることにしました。悪臭に関しては、バケツの置き場所がベランダの隅なので、もし発生してもそれほど影響はないのではないかと勝手に予想しています。虫についても、一応ふた付きのバケツなんで多少はマシではないかなぁと。もし問題が発生したらそのときにまた考えることにします。


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