スマホは本体より中のデータの方が大事じゃないだろうか

2023/9/15作成

新しいiPhoneが20万するので代わりに20万を持ち歩く

新しいiPhoneが20万円もする。そんな高価なiPhoneを気軽に持ち歩いているし、時にはカフェで席取りに放置したりもする。それって同価値の20万円の札束だったらどうだろうという記事です。面白いとは思うのですが、気になるのはiPhoneの価値は果たして20万円かってことですかね。

一昔前はiPhone強盗とかあったそうです。iPhoneを使っていることがわかると強盗に狙われて、奪われたiPhoneは即座に初期化されて中古市場に出回っていたそうです。そういう世界観なら、iPhoneの価値は20万円と言ってもよいでしょう。でも多分現代は違いますよね。

今やスマホは自分のデジタル世界の分身と言っても過言ではない状況です。デジタル世界では本人そのものよりもスマホ自体の方が信用されるわけですから、スマホ本体よりも中に入っているデータの方が価値があるわけです。スマホにクレジットカードが登録されていればECサイトで買い物しまくればいいし、ネットバンキングが登録されていれば自分の口座に振り込めばいい。メールやSNSは読み放題ですから、そこにある個人情報や機密情報は使い方によっては大きな価値を生みます。

というようなことを考えれば、新しいiPhoneの価値は20万円なんてものではなく何百万円何千万円、場合によっては当人の人生そのものに匹敵する価値がある。そしてそれは格安スマホでも同様であるってことですね。このことはスマホのセキュリティでも書いたことなんですが。