スマホに高速通信はなくてもいいかも

2016/1/13作成

SIMフリーの格安スマホを購入して一ヶ月ほど経ちました。SIMはDMMモバイルの一番安いプランです。つまり通信速度は200kbpsで、高速通信はいっさい使えないというものです。

世間的には、高速通信を使わない場合、メール/LINE/twitterなどのテキスト中心の使い方ならなんとかなるけど、画像を扱ったり地図サービスなどは使い物にならないと言われています。なので、私もそういうものかなと覚悟して使い始めました。

が、実際に使ってみるとですね、意外と使えるのですよ、これが。もちろんサクサクというわけにはいかないのですが、少し待てば画像も地図も表示される。もっとサクサクした方がそりゃ快適ですが、これくらいの待ち時間なら実用において耐えられなくはない。

こう書くと「おまえは高速通信を体験したことがないから違いがわからないだけではないか」と思われるかもしれませんが、その指摘は当てはまりません。自宅ではWiFiで繋いでますから、高速通信以上の高速も体験はしています。WiFiだと確かにサクサクで快適ですが、これでなければ耐えられないというわけではないように思います。

もちろん、動画を閲覧したり、ヘビー級のゲームアプリを動かしたりするのでしたら高速通信は必要だと思います。でも、そうしたヘビーユーザ以外は、実は高速通信はなくてもなんとかなるのではないでしょうか。

総務省が各携帯キャリアに低額プランを用意せよと指導したところ、各社ともに高速通信が月間1GBのプランを用意してきました。これに対してネットでは「とても使い物にならない」という指摘であふれているようですが、実際の所はそうなんでしょうか。意外と1GB程度でもなんとかなるんじゃないでしょうか。1GBを使い切って高速通信ができなくなっても、それなりに使えたりするんじゃないでしょうか。

こっからは私の単なる想像ですが、各サービスプロバイダにおいてスマホ向けの最適化が進んできたのではないでしょうか。特に画像において、表示には高圧縮な代替画像を使用するというのは相当に普及してきているのだと思います。高圧縮な代替画像と言えば、キャリアが勝手に差し替えていて問題になりましたが、サービス提供側がそうするのであれば問題はないですよね。保存用に提供しているならともかく閲覧用であれば。

スマホというかiPhoneが登場した時は、PC向けのサイトがそのまま見れますというのが売り文句でした。スペック的には確かに見れるのですが、実際のところとしては画面が小さなスマホではPC向けのサイトはまともに見れたものではない。高速な固定回線を想定して作られた重いサイトはモバイル回線では表示されるまでには非常に時間がかかるわけです。専用サイトを用意しないといけなかったフィーチャーフォンと比較すれば「見れる/見れない」というゼロかイチかの違いは大きいのですが、スマホとPCではイチとヒャクくらいの違いがあったわけです。

スマホの普及に伴ってサービス提供側のスマホ対応も進んできました。スマホの小さな画面でも表示できるように専用にデザインされたページが用意され、UIもスマホに適したものに進化してきています。見栄えの進化がある程度いきわたったここ1年2年において、今度はデータ量の最適化が進んできているのだろうと思います。データ量はすなわち表示速度に直結していて、表示が遅いということはユーザ体験を大きく損なうわけです。サービス提供におけるユーザ体験の重要性の認識も随分と知れ渡ってきた頃だと思います。おそらく、今はある程度以上の規模のサービス提供者のエンジニアは血の1バイト状態でデータ削減に取り組んでいるのではないかと思います。

そうしてスマホサービスにおいてデータ削減が進んだ結果、高速回線ではサクサクと利用できるようになり、低速回線でもその恩恵としてそれなりのユーザ体験が得られるようになったのではないか。というのが今の私の実体験に基づく感想です。データ契約量の解説記事で、1GBの契約でYahoo!のトップページが何回表示できますとか、動画が何分視聴できますなんて実験結果があったりします。多分ですが、同じ実験を数か月おきに繰り返すと、同じデータ量でも視聴回数が変わってくるのではないかと思います。

長々と書いてきましたが、まとめると「スマホで低速回線だとテキストメッセージしか使えないというのは2015年までの常識。2016年は画像や地図もそれなりに使える」ということが言いたかったというわけです。


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