商業出版によるパクリについて

2009/12/20作成

「商業出版社による個人ブログからの「パクリ疑惑」について」(http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-669f.html)

ネットで晒すのは方法としてありだと思うけど、下請けのライターがパクってて出版社は関知してないって可能性もあるから、まず出版社に問い合わせてみるのがよくないかな。

出版社がevilというリスクもあるな。晒し記事に対し「名誉毀損である。そちらの該当記事こそ盗作であろう。日付をさかのぼって盗作記事を書いたのだろう」と訴えてくる可能性も考えられる。裁判に持ち込まれたら、個人では費用面や時間の面で事実上対抗できない。

実際、ブログにおいて過去の日付で記事を書き起こすことなんて簡単なわけだ。過去のある時点においてその記事が存在したと証明する手段は一般には存在しない。善意の第三者が証言してくれれば一番だが、そんな第三者が都合よく現れるとは限らない。今回の例で竹熊さんは知人だから第三者にはなれないし。

ブログの場合、第三者が引用・リンク付きで参照記事を書いていてくれれば証拠になるかもしれないが、それも捏造だと言われたらそれまでだし。

ということで、いきなり晒し記事というのはよくない方法ではないかなぁと思う。

(2020/2/3追記)

リンク切れを直しついでにちょっと追記。むしろ最近ではこういう個人による晒しから炎上に持っていくケースはうまくいくようになった感がありますね。上記で指摘したブログの過去記事捏造問題については、SNSに投稿することでほぼ回避できますし。いきなり出版社に訴えかけたところで力の差で潰されるリスクはありますし、スマイリーキクチさんの事件のように、専門機関である警察に相談しても無駄に終わることもあります。その対抗手段として、まずネットで炎上させるという手法はここ数年で随分一般化したような気もします。でもそれって一方で、炎上させるスキルがある人だけが世間をうまく立ち回ることができるというわけで、不公平感もある。困ってる人がみんなうまく問題に対処できるような世の中であるといいなぁと思うのですが。