「ベーシック マーケティング入門」相原 修

2007/11/11作成

以前、仕事の資料として買った本。マーケティング関連の企画だったんで、知識無しではいかんということで、とりあえず泥縄に勉強するために買ってきたんだけど、企画自体がポシャってしまって積読になっていたのでした。

さて、私は当然にマーケティングなんて素人なんだけど、では全く何も知らないかと言うとそうでもない。意外と世間で企業の手の内をばらすような情報は満ち溢れているので、マーケティングについても聞きかじりの知識はそれなりにあるわけだ。だから、本書にしても序章のあたりは当たり前のことばかり書いてあって正直退屈。ただ、体系だって知っているわけではないのでこういう本を読む意味は充分にある。

本書を読んで全体的な感想としては、よく出来ているなぁと思う。それは私が知識が無いからかもしれないけれど。入門と銘うってあるだけあって、広く浅く初学者向きに書き下ろされている。ただ、新書サイズで170ページほどの分量なので、テキスト量ははっきり言って多くない。読みやすいという点でもあるんだけど、各分野の話の掘り下げや説明が少ないから、この本だけで学ぼうと思うと少々苦しいように思う。講義のテキストとして使用するとピッタリではなかろうか。

各論についてはまだ勉強不足なんだけど、本書を読んでマーケティング全体について認識を新たにした点は、意外と経営活動の全般に関わってくるんだなと言うこと。マーケティングというとマーケティングリサーチをすぐに思い浮かべてしまうし、またその実施も商品企画段階で行われるような気がしていたんだけど、実際には企画だけではなく製造、流通、販売の全ての過程においてマーケティングが関わってくる。そういう意味では経営学の一部なんだね。マーケティングを含めた判断材料を総合的に判断するのが経営であると。ちょっと視野が広がった気分がする。それだけでも本書を読んでの大きな収穫。


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